don van vliet

キャプテン・ビーフハートこと、ドン・ヴァン・ヴリートが、
12/17多発性硬化症の合併症で逝去。享年69歳。
セールス的には成功しなかったが、ロック界に多大な影響を与えたのは間違いない。

1982年のアルバム「烏と案山子とアイスクリーム」以降は音楽界を退き、
画家として活動をしていた。
それでも、いつか、もしかして、再び音楽に戻るのではという淡い期待は
これで永久に無くなった。

ザッパのプロデュースの「鱒仮面の複製」がやはり有名だが、
最初にこれに触れた時は、実は全く面白いとは思えなかった。
その後、偶然「鏡男」の長尺なサイケ・ブルースに出会い、
咆哮する牛胸隊長の音楽に徐々に魅せられて行く。
ブルースを誇大解釈したサウンドを基に「自由」な音楽を展開していく。
しかし、レコード会社との確執、バンドメンバーの離反など、
様々な軋轢を経て、結果音楽界から去ることになる訳だが、
その後の多くの関係者証言から見ると、搾取とか裏切りとかでなくて
本当は自業自得だったんだなぁとしか言い様が無いのだが
そんな面倒くさい人間性(苦笑)も含めてやっぱり惹かれてしまう。
まぁ、ザッパがあれほど隊長の音楽を支援しながらも、結局袂を分つなど
その愛憎相反する様が、逆にその音楽の魅力を引き立たせている気がする。

「美は乱調にあり」「牛乳のように安全」「輝く獣」そして数々の海賊盤。
あらゆるものを求め、聞き、手に入れ、そうして遠回りになったが
最後に「鱒仮面の複製」に再び辿り着く。

「鏡男」はこのエドセルからの再発盤(写真)で聞いたのが最初。
「鱒仮面」で挫折したのに何故これを手にしたのかは記憶には無い。

そして何度も、隊長と魔法楽団のレコードやCDを再生し、聞いてきた。
この後もまた何度も繰り返す事だろう。
隊長のサインの入った画集が手元にある。
サインを入れる際に恐らく筆圧が強すぎたのだろう、
紙からはみ出してしかも紙はクシャクシャになっていた。
苦笑しつつも、隊長らしい字が踊っていた。

合唱。


mirrorman_edsel_front.jpg
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Recommend
プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
twitter
最近のお勧め
amazon
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード