再発盤検証。LA MONTE YOUNG/MARIAN ZAZEELA「THE THEATRE OF ETERNAL MUSIC」

1974年にフランス「Shandar」からリリースされた、
LA MONTE YOUNGとMARIAN ZAZEELAの「THE THEATRE OF ETERNAL MUSIC - DREAM HOUSE 78'17"」が
AGUIRRE RECORDSから限定1000部でLP再発された。
が、しかし、そのリイシュー盤も市場から瞬殺で無くなってしまった。

ミニマル、ドローン、サイケデリックの名盤と知られるこのレコードは、
オリジナル盤はLP片面に約40分収録された、つまり両面合わせて実に80分弱の音溝が刻まれている。
通常LPの収録時間の倍である。技術的にどうなってんの?なブツな訳で。
今回の再発はその片面40分のカッティングも忠実に再現されているのだが、
これ大変な労力なんだろうなーと推測される。

で先日ようやく、再発LPとオリジナルを比較検証してみた。

まずは、ジャケット。
これは、デザインや印刷の色合いが微妙に異っていた。

ジャケットの紙質は再発の方ががっしりしていて、オリジナルはペラペラな感じ。
文字などの色合いは、再発の方は紫色が明らかに薄い。表ジャケのラモンテ、マリアンの写真も白く色抜けしている。
P1000252.jpg
左・再発 右・オリジナル

表ジャケ左上の「SHANDAR」ロゴが異なる。オリジナルは何故か文字の向きが90度傾いている。
P1000255.jpgオリジナル

P1000256.jpg再発

裏ジャケ右上の表記がオリジナルでは「STEREO MONO」だが、再発では「MADE IN GERMANY」。
P1000257.jpgオリジナル
P1000251.jpg再発


盤のレーベルは、ジャケと同じく再発は紫色が薄い。
再発盤には「AGUIRRE」のクレジットが追加記載。
P1000253.jpg
左・再発 右・オリジナル

オリジナルには無かったインサートが、再発には付属。

次は盤質と音質。

オリジナル盤はその容量を刻み込む為に音溝の幅が狭いのか浅いのか、
針がトレース・エラーを起こし易かった。
Shandarは昔から盤質が良くない評判で、たしかにオリジナルはやたらチリパチ音が入る。
で、再発の方はそういうストレスは少なく、自分の再生装置ではトレース・エラーは無かった。
また、インフォには無かったが、再発は180g重量盤。

そして音質についてだが、オリジナルと比較してリイシュー盤は左右の音バランスがやや中央寄りに聞こえる。
音質は、オリジナルと比較してリイシュー盤は左右の音バランスがやや中央寄りに聞こえる。
そして再発の方の音質はやや曇った印象を受ける。
まぁ、はっきり違うとは断言できないし、自分の気のせいかもしれないが(苦笑)。
今回「公式再発」とされているが、当初はラモンテに内緒で製作したらしく、
(作った後に本人にバレて事後承諾のハーフ・ブートらしい)
Shandarのマスターテープからではなく盤起こしかコピー音源から製作されたのではないかと推測されるが、
(未確認。間違いだったらごめんなさい)
変化の乏しいドローンだし、そこまで異なった聞こえ方はしない。

でも、このリイシュー、良い仕事したと思うほど丁寧な作りなのは間違いない。
また、再発にはmp3ダウンロード・コードが付いている。
これでデジタルデータで、トレースエラーやノイズを気にする事無く、気軽にこの名盤を楽しめる。

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Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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