5/10 on air list 「captain beefheart pt.7」

キャプテン・ビーフハート特集7回目

オリジナル・アルバムのラスト2枚から。
当時は、これで隊長の作品が永遠に最後になるとは思わなかったが..


captain beefheart and the magic band/Hot Head
captain beefheart and the magic band/ashtray heart
captain beefheart and the magic band/sheriff of hong kong
captain beefheart and the magic band/run paint run run
album-doc at the radar station(1980)

ポスト・パンク、ニューウェイブが音楽シーンを席巻した後、
異端だった隊長の音楽は、主流の先頭へと変わった。
時代がドンに追い付き、その追い風を受けたこの時期の隊長は実に生き生きとしている。
変拍子や曲展開の急変化などは有るのだが、トラウト時代とは明らかに質感が異なる。
トラウト、デカルスの時代の各楽器のポリリズム的構成は、各自デタラメに弾いてるようでも、
各楽器は決められたフレーズやリズムが決まっていて即興ではなかったというが、
どこか個人的には強引に作った感があった。
しかし此処では、そのポリリズムが無理なく曲に生かされていて、ちゃんと乱調になってる(笑)
トラウト期が成長したような感じすら持った。
それにしても「美は乱調にあり」とは、言い得て妙な邦題。
ジャケのビーフハートの絵もそれに拍車をかけて、このアルバムの内容と見た目を強力に結びつけている。
また、目立った特徴としては「エスニック」な土着リズムを大幅に取り入れてる点かと思う。
日本的に言えば音頭とか民謡とかのズンドコ・リズム。「どどんがどん」的な(笑)。
トーキング・ヘッズの名盤「リメイン・イン・ライト」とほぼ時期を同じして
ビーフハートもエスノ・ロックの一因を担っていたのかと。


captain beefheart and the magic band/ice cream for crow
captain beefheart and the magic band/the past sure is tense
captain beefheart and the magic band/the witch doctor life
captain beefheart and the magic band/light reflected off the oceans of the moon
album-ice cream for crow(1982)

永遠のラスト・アルバム。
とういか、これと前作は、個人的には全曲捨て曲無しの名盤。
躍動感が溢れるタイトル・ナンバーは、ビーフハートの活動がまだまだ続くと思わせるほど
力強いものだったのだが。
ここでもビーフハートの絵がジャケットに使用されているが、そこにはめ込まれた隊長の写真は、
今見直すと、当時の年齢よりずっと老人っぽく見える。燃え尽きた訳でもないだろうに。
トラウト・マスクでの歌、メロディー、リズムのポリリズム化。それぞれのパートが
異なったリズムの取り方をしてるので一見デタラメな演奏の様に聞こえるが、
其々は即興では無く決まったフレーズを演奏してると言う事。
トラウトの時は無理やりな印象を持ったのが、ラスト3作ではそれが自然に昇華されて
いる事を思うと、リタイアが無ければもっと違った展開が有ったのかとも思う。
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Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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