4/27 on air list 「小長谷淳・他」

1980年代中盤、日本のアンダーグラウンド・シーンで異彩を放っていた
インダストリアル・ノイズ・ユニット、ホワイトホスピタル。
そこから派生した2グループ、グリム、バジリスクの、
それぞれ関連した新作が届けられた。
音楽シーンに復帰後、新たな音源発表が待たれて居たが、
特にグリムの小長谷淳のソロ・アルバムと言うのは全く予想出来なかった。
今回はその新作の特集。


小長谷 淳/マグノリア
小長谷 淳/深き森、さまよい歩く人あり
小長谷 淳/睡り
小長谷 淳/ガマヘッド
album-organ(2012)

今年突然リリースされた、GRIMの小長谷淳のソロ作。
ノイズ、トライヴァルなソレでは無く、童謡や童歌、トラッドなどを連想させる、
オルガンをバックに(多少の電子音処理は有り)女の子の声の様に変調させた歌が聞ける。
マグノリアと言う名の少女と、巨大な蛙の化物ガマヘッドとの切ない交流の物語。
孤独だったガマヘッドは、人が来てくれる事が嬉しくて、悲しみを抱えた人らに
自らの身を削って消えていったガマヘッド。
そんなガマヘッドを最後まで見守り続けたマグノリア。最後まで見届けてくれた事を
知っていたガマヘッド。交わした言葉は最後のほんの一言。でも心は通じていた。
ガマヘッドが孤独な時、小さな声でいつも歌っていた歌を、マグノリアが今度は
オルガンを弾きながら歌い続けていく。
本当は音だけで無く、CDに付属したその2人の話の本と絵と共に聞かれるべき音楽では有る。


vasilisk/invocation
album-tissecting table split cd(2012)

バジリスクの新作「トライヴァル・ゾーン」のリリースが遅れるなか、
このスプリットCDが先に発売された。
GRIM同様、長き沈黙を経て復活したバジリスク。
桑原の昔以上に力強い打楽器の響きのトライヴァルな音が心地よい。


white hospital
7'we wish you are merry x'mas(1985)
そんな2人がかつて組んでいたユニットのシングルより。
静寂と混沌とが同時に奏でられる。未CD化。
いや、もうそろそろ再発しても良い頃。
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Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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