キース・レヴィン、入国できず「metal box in dub」

キース・レヴィン。
ポスト・パンクやニュー・ウェイヴ・シーンを体験したものにとっては
決して忘れる事の出来ないミュージシャンの一人。
1983年のpublic image limitedの初来日直前にまさかの脱退。
あれから30年、盟友ジャー・ウォブルとのユニット「metal box in dub」で
遂に来日の報が駆け巡ったのは昨年秋。
あの頃のやるせない気持ちにケリを着けられる時が来たと思ったのに、正に晴天の霹靂。
今回は入国できずに来日公演中止。
当初は、キースがドラッグ所持とかで入国拒否になったのかと思った。
過去、そういった事は散々言われてきていたから。
しかし、事情は異なっていた。本来興行ビザを取らなければいけない所を
観光ビザで入国しようとしたこと。それは、興行主の所業によるとのこと。
そしてその理由が、キースの過去のドラッグ関連の事でビザが取れない事を
考慮してとの事だが、その理由おかしくないか?
要するにこっそりと騙して入国&公演を企画したって事になる。
もともと入国に関して不安があるキースの公演企画を立てるのなら
其の件がネックになるのだから、事前に確認を取ったりしないのか?
また、興行ビザを取るには数十万円ほど費用が掛かる。
其の費用をケチったのかとも、穿った見方もしてしまう。
今回の不手際は、キースではなく呼ぶ側に有ったと言ってもいいだろう。
こんな事で期待させてこのオチは冗談としか思えない。
1983年と2012年のこの気持ちのケリは、もう一生つかないかもしれない。
こんな結末を長年待って居た訳じゃない。
ふざけるんじゃねえよ。
呼び屋の言い訳がこれ
---------------------------------------------------------------------
このたびは【METAL BOX IN DUB】の来日公演中止により、チケット
をご購入いただいた皆様、および関係者各位に多大なるご迷惑をおかけ
いたしました事を心よりお詫びいたします。
謝罪とともに今回の公演中止に至った経緯をご説明いたします。
... KEITHが入国できなかった理由ともなっている【興行ビザを取得しな
かった】理由は以下のとおりです。
興行ビザを取得する際、彼の過去の良くない経歴が出てくるのではな
いかと心配し、VINYL JAPANとJAH をはじめマネージャー皆で話し
合った結果、今回、KEITHは興行ビザを取得せず観光で入国するという
結論に達しました。
JAHをはじめメンバー、マネージャー、スタッフの計5名は興行ビザを
取得しております。
またビザを取得すれば必ず入国できるとは限りません。入国時の審査官
の裁定によって決まります。
最後にKEITHの名誉の為にも言わせてください。
KEITH は薬物や日本国の法律に触れる不正な物を持ち込んで成田空港で
逮捕されたわけでもなく、強制送還されたわけでもありません。
ただ、入国ができなかっただけです。
英国音楽/VINYL JAPAN
スポンサーサイト