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「ザ・ボロック・ブラザーズ/ボロック・ブラザーズの狂演 Vol.1」 2023年の入手モノ

ザ・ボロック・ブラザーズ/ボロック・ブラザーズの狂演 Vol.1<ヨーロッパ・ライヴ>(キング K25P 481)(中古)(LP)
P1000945.jpg

バンド名を訳すと「金タ〇兄弟」(笑)。
当時は正体不明なバンドと言われていたが「DOLL」誌では結構情報が出ていて
バンド名はセックス・ピストルズのアルバムから取っているし、
そのピストルズのアルバムを丸々カヴァーしたアルバムも出してるし、
初期シングルはジョン・ライドンのプロデュースだし、
そんな訳でニューウェイヴ大好きっ子だった自分にとっては
このバンドのレコードに手を出すのはまぁ当然。

このバンドのレコードはリアルタイムで色々と買っていたのだが
現在は大部分を手放していてこれは買い直しの一枚になる。
ジャケットはシミが多く目立っていたが盤はピカピカ。
多分、ほとんど聞かずに放置されてたんだろうなと想像(苦笑)。

昔はそれほど面白いとは思わなかったが(だから手放したのだが)、
およそ30年振りに聞き直してみたら、思いのほか楽しめた。
ニューウェイブ直系のサウンドで、暗くない「PIL」と言ったところか。
シンセポップな佇まいも有り、反復多めのダンサンブルな感じも強い。
一応ライブ盤とは謳っているが疑似っぽ。けどその胡散臭さも全然OK。

ただ、ライナーとかクレジットとかが非常に残念な事になっている。
バンドの情報とかあんまり調べてないのかライナーは的外れな表現が多く、
何より収録曲の「LOOSE」をストゥージズのカバーだと知らないのには呆れた。
で、その「LOOSE」がレーベルのクレジットでは「Lou Reed」作になっている。
おーい、お前ら、いい加減せえよ(大苦笑)。
P1000946.jpg

オリジナルUK盤は2枚組だったが、日本盤はその1枚目だけを「Vol.1」としてリリース。
まぁ2枚組にしたら値段も高くなって売れないからこの措置が取られたんだと思うが、
結局「Vol.2」は出てない模様。
まぁそんなやっつけ仕事ぽい日本盤の作りも、或る意味このバンドらしいとも言えるか。

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テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

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music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、
通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を
独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」の
ナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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