2022年MFOベストアルバム 再発部門
2022年に入手して聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out ベストアルバム。
昨年で部門別を廃止と言ったが、やっぱり復活します(苦笑)。
再発部門(順不同)
ジャックス/JACKS LIVE '68'7'24(SUPER FUJI FJSP450)(2LP)

今までは「正規」作品ではなかったので大っぴらには言えなかったが、
やはりこのライブ盤は「ジャックス」の最高傑作だと思う。
スタジオ盤が型にはめられてこじんまりと聞こえてしまうほど、
ここでの炸裂具合はとてつもない。
まぁマニアなのでジャケの再現具合などにはケチ付けちゃうけど(苦笑)。
アンソニー・ムーア/リード・ウィッスル&スティックス(P-VINE PLP-7791)(LP)

1998年にCD化された時とは別物と言って良いくらい、
飛躍的に音質向上で再発されたアンソニー・ムーアの問題作。
長さなどが異なる棒を落とした時の音を中心に、
時折鳴る吹きすぎたフルートとか叫び声とかベルとかの音を
テープ編集した作品で「音楽」とは言い難いが、
物音系エキスペリメンタル作品にも慣れた自分にとっては完全に大好物。
「純邦楽」のそれっぽく聞こえる要素も強い。
裸のラリーズ/'77 LIVE(The Last One Musique UBCA-1075/1076)(2CD)

極東のサイケデリア、裸のラリーズの数少ないオフィシャル盤が正規再発。
その中から代表して轟音やフィードバックにまみれたこの1作を上げた。
サイケの極地を知りたければ、まずこれを体験しなくてはならない。
GRIM/MESSAGE(Urashima UMA 165)(LP)

インダストリアル・ユニット「GRIM」の2nd「Message」が単体としての初のリイシュー。
1stとは打って変わってアシッド・フォークを奏でた今作は、
ジャケットの猥雑さからは想像も出来ないほどの淡く儚く美しい曲が聴ける。
ボーナスとして収録のRIMIX音源は、そのノイズまみれのブチ壊し方が爽快。
Captain Beefheart and The Magic Band/Clear Spot 50th Anniversary Limited Edition(RHINO RCV1 2115)(2LP)

「聴き易い」ビーフハート作品としられる1枚がLP2枚組の拡大版で再発。
勿論、未発曲やアウトテイクなど収録のボーナス・ディスクが目当てだった訳だが、
本編も改めて聞き返すと、昔思った「日和った」感はかなり薄かった。
と言うか全然OK。CD盤も引っ張りだして聞き返してしまった。
WALTER WEGMULLER/TAROT(KOSMISCHE KURIERE KK 22/58.004)(2LP BOX)

長く再発されずにきたクラウト・ロックの名盤。
せっかくなのでタロット・カード付のアナログBOXを入手したが、
高額な割に貧弱なオマケ類にガッカリした(苦笑)。
肝心の音自体は満足なだけに残念。
ハレルヤズ/肉を喰らひて誓いを立てよ(Black Editions BE-017/87)(LP+7')

「渚にて」の前身に当たる、柴山伸二のユニット「ハレルヤズ」。
サイケ・ポップの名盤として名高い1枚で、オルグのオリジナル盤も持ってるんだけど、
今回の7'が欲しくてやっぱり買ってしまった。
いや、てか日本のレコード会社が普通に再発してなきゃダメだろ、これ。
Music Freak Out ベストアルバム。
昨年で部門別を廃止と言ったが、やっぱり復活します(苦笑)。
再発部門(順不同)
ジャックス/JACKS LIVE '68'7'24(SUPER FUJI FJSP450)(2LP)

今までは「正規」作品ではなかったので大っぴらには言えなかったが、
やはりこのライブ盤は「ジャックス」の最高傑作だと思う。
スタジオ盤が型にはめられてこじんまりと聞こえてしまうほど、
ここでの炸裂具合はとてつもない。
まぁマニアなのでジャケの再現具合などにはケチ付けちゃうけど(苦笑)。
アンソニー・ムーア/リード・ウィッスル&スティックス(P-VINE PLP-7791)(LP)

1998年にCD化された時とは別物と言って良いくらい、
飛躍的に音質向上で再発されたアンソニー・ムーアの問題作。
長さなどが異なる棒を落とした時の音を中心に、
時折鳴る吹きすぎたフルートとか叫び声とかベルとかの音を
テープ編集した作品で「音楽」とは言い難いが、
物音系エキスペリメンタル作品にも慣れた自分にとっては完全に大好物。
「純邦楽」のそれっぽく聞こえる要素も強い。
裸のラリーズ/'77 LIVE(The Last One Musique UBCA-1075/1076)(2CD)

極東のサイケデリア、裸のラリーズの数少ないオフィシャル盤が正規再発。
その中から代表して轟音やフィードバックにまみれたこの1作を上げた。
サイケの極地を知りたければ、まずこれを体験しなくてはならない。
GRIM/MESSAGE(Urashima UMA 165)(LP)

インダストリアル・ユニット「GRIM」の2nd「Message」が単体としての初のリイシュー。
1stとは打って変わってアシッド・フォークを奏でた今作は、
ジャケットの猥雑さからは想像も出来ないほどの淡く儚く美しい曲が聴ける。
ボーナスとして収録のRIMIX音源は、そのノイズまみれのブチ壊し方が爽快。
Captain Beefheart and The Magic Band/Clear Spot 50th Anniversary Limited Edition(RHINO RCV1 2115)(2LP)

「聴き易い」ビーフハート作品としられる1枚がLP2枚組の拡大版で再発。
勿論、未発曲やアウトテイクなど収録のボーナス・ディスクが目当てだった訳だが、
本編も改めて聞き返すと、昔思った「日和った」感はかなり薄かった。
と言うか全然OK。CD盤も引っ張りだして聞き返してしまった。
WALTER WEGMULLER/TAROT(KOSMISCHE KURIERE KK 22/58.004)(2LP BOX)

長く再発されずにきたクラウト・ロックの名盤。
せっかくなのでタロット・カード付のアナログBOXを入手したが、
高額な割に貧弱なオマケ類にガッカリした(苦笑)。
肝心の音自体は満足なだけに残念。
ハレルヤズ/肉を喰らひて誓いを立てよ(Black Editions BE-017/87)(LP+7')

「渚にて」の前身に当たる、柴山伸二のユニット「ハレルヤズ」。
サイケ・ポップの名盤として名高い1枚で、オルグのオリジナル盤も持ってるんだけど、
今回の7'が欲しくてやっぱり買ってしまった。
いや、てか日本のレコード会社が普通に再発してなきゃダメだろ、これ。
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2022年MFOベストアルバム 新譜部門
2022年に入手して聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out ベストアルバム。
昨年で部門別を廃止と言ったが、やっぱり復活します(苦笑)。
新譜部門(順不同)
La Monte Young/Trio for Strings(Dia Art Foundation DIA21TFS)(4LP BOX)

ラ・モンテ・ヤング自身は演奏に参加していないが、
作品としては多分1999年「The Tamburas Of Pandit Pran Nath」以来かと思う。
「弦楽三重奏曲」のタイトル通り全く抑揚のないドローン・ストリングスが、
幾パートかに分かれてギーギーギーってただ鳴っているだけなのだが、
信者にとっては大変尊いシロモノ(笑)。
NON BAND/II(Mangalitza MAR-001)(LP+CD)

NON BAND名義では40年振りとなる2ndアルバムのアナログ盤。
キュート&パワフルなNONの歌声は昔と変わらない。
ダンサンブルな要素は多少引っ込んでいたが、
荒々しく自由奔放なサウンドは瑞々しい。
頭士奈生樹/夜想曲(NEUREC NEUREC-NS)(CD+K7)

派手さは少ないが、心の奥底まで響いてくるギターは紛れもなくサイケデリック。
「夜想曲」のバージョン違いが4曲収められているが、
全て違う曲と言って良いほどその聞こえ方が異なっている。
黒天紀/黒天紀(no label no number)(CD-R)

小山景子さんのユニット「黒天紀」名義の初作品。
これが個人リリースCD-Rではなくて、どこかレーベルなりレコード会社が
プレス盤とかアナログとかでキチンとリリースすべきなのに、
そうならない状況はどうにかならないかと、内容が良いだけに残念に思ってしまう。
20年振りの小山さんの新作は歌声や演奏に深みが加わり、
トラッドとかチェンバーとかのジャンルを超え普遍的なポピュラーソングに思える。
John Foxx/The Marvellous Notebook(Metamatic META72CD)(CD)

所謂、朗読アルバムなのだけど、ジョン・フォックスの声の響きと
バックに静かに流れるシンセ音が不思議な心地よさを誘う。
個人的にはリラクゼーション効果をもたらしてくれる一枚。
住吉佑太/Mogari(0on 002)(カセット)

打楽器集団「鼓童」のメンバーのソロ作だが、パーカーション色は極めて薄い。
篠笛使って、ドローン、ミニマル、な音世界が展開される。
邦楽とかアンビエントとかの垣根をあっさり超えて融合しているかの様。
Music Freak Out ベストアルバム。
昨年で部門別を廃止と言ったが、やっぱり復活します(苦笑)。
新譜部門(順不同)
La Monte Young/Trio for Strings(Dia Art Foundation DIA21TFS)(4LP BOX)

ラ・モンテ・ヤング自身は演奏に参加していないが、
作品としては多分1999年「The Tamburas Of Pandit Pran Nath」以来かと思う。
「弦楽三重奏曲」のタイトル通り全く抑揚のないドローン・ストリングスが、
幾パートかに分かれてギーギーギーってただ鳴っているだけなのだが、
信者にとっては大変尊いシロモノ(笑)。
NON BAND/II(Mangalitza MAR-001)(LP+CD)

NON BAND名義では40年振りとなる2ndアルバムのアナログ盤。
キュート&パワフルなNONの歌声は昔と変わらない。
ダンサンブルな要素は多少引っ込んでいたが、
荒々しく自由奔放なサウンドは瑞々しい。
頭士奈生樹/夜想曲(NEUREC NEUREC-NS)(CD+K7)

派手さは少ないが、心の奥底まで響いてくるギターは紛れもなくサイケデリック。
「夜想曲」のバージョン違いが4曲収められているが、
全て違う曲と言って良いほどその聞こえ方が異なっている。
黒天紀/黒天紀(no label no number)(CD-R)

小山景子さんのユニット「黒天紀」名義の初作品。
これが個人リリースCD-Rではなくて、どこかレーベルなりレコード会社が
プレス盤とかアナログとかでキチンとリリースすべきなのに、
そうならない状況はどうにかならないかと、内容が良いだけに残念に思ってしまう。
20年振りの小山さんの新作は歌声や演奏に深みが加わり、
トラッドとかチェンバーとかのジャンルを超え普遍的なポピュラーソングに思える。
John Foxx/The Marvellous Notebook(Metamatic META72CD)(CD)

所謂、朗読アルバムなのだけど、ジョン・フォックスの声の響きと
バックに静かに流れるシンセ音が不思議な心地よさを誘う。
個人的にはリラクゼーション効果をもたらしてくれる一枚。
住吉佑太/Mogari(0on 002)(カセット)

打楽器集団「鼓童」のメンバーのソロ作だが、パーカーション色は極めて薄い。
篠笛使って、ドローン、ミニマル、な音世界が展開される。
邦楽とかアンビエントとかの垣根をあっさり超えて融合しているかの様。