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「WALTER WEGMULLER/TAROT」 2022年の入手モノ

WALTER WEGMULLER/TAROT(KOSMISCHE KURIERE KK22/58.004)(2LP BOX)(新品)
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ジャーマン・ロック史の中でも名盤の誉れ高い「TAROT」が久々に再発。
タロット・カードのデザイナーでもあるWALTER WEGMULLE名義になっているが、
ゲッチングやシュルツが参加していたりと、内実はアシュラ・テンペルや
コズミック・ジョーカーみたいなものに近い。

1994年にフランスのSPALAXがタロット・カード付BOXでCD再発したものを
以前は所有していたのだが手放してしまっていたので今回2LP BOX版を購入した。

内容は上記の参加メンバーから想像出来るように
良くも悪くもジャーマン・ロックのそれである。
勿論、自分にとっては大好物この上ない(笑)。

ただなー、この2LP BOX版は如何せん値段が高い。
昨今のアナログ盤価格急騰を考慮してもやっぱり高い。
そして価格の割には付属品が、ちと貧弱じゃないか?
昔のCD再発時に付属してたタロット・カードはちゃんと22枚のカードだったのが、
今回は1枚のシートに印刷されている状態。
ボートラとかも無いし(そもそもアウトテイクとか存在しないのか?)。
とか愚痴がでてしまうのも「好き」の裏返しなので、まぁ仕方ない事かと(苦笑)。

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テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

「MAYO THOMPSON/CORKY'S DEBT TO HIS FATHER」 2022年の入手モノ

MAYO THOMPSON/CORKY'S DEBT TO HIS FATHER(DRAG CITY DC49)(LP+7')(新品)
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レッド・クレイオラのメイヨ・トンプソンが1969年にリリースしたソロアルバムを
およそ四半世紀振りに購入(当時はCD版を購入)。
アシッド・フォーク、ストレンジ・ミュージックの名盤として名高い1枚だが、
昔聞いた時はピンとこなかった。
まぁ、だから手放した訳なのだけれど。

たまたま覗いたウェブ・ショップでアウトレットで安く出てたので、
再び入手して聴いてみたところ、昔の自分を小一時間問い詰めたい思いに駆られた。

昔はヨレヨレの奇矯なメイヨのボーカルに引っ張られてしまったのだろうけど、
基本ブルース、カントリー、フォークをベースにした楽曲なのだが
メロディーラインとか演奏が凄く美しく綺麗に響いてくる。
ホント今更だけど何度も聞き返してしまった。
もう全然「ストレンジ」とは思えない。
これも年月を経て聞こえ方が全く違った一枚。


テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

「一風堂/REAL」 2022年の入手モノ

一風堂/REAL(EPIC 27・3H-25)(LP)(中古)
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1980年代に土屋昌巳が率いていた一風堂の1stを、
今年初めて聞いたらお気に入りになってしまい、
それに触発されて思わず2ndも手に入れてしまった。

早速レコに針を落としてみると、冒頭が「ジャーマン・ロード」なるタイトル。
これだけですぐ想像できるような音が出て来て、完全に確信犯的アプローチ。
えーと、NEU!、クラフトワーク、ですかね、これ。
いやーモロにジャーマン・エレクトロニクスではないですか。大好きだー。

そして「ここまでテクノだったのか」みたいな曲もあり、
おお、そうじゃない曲もこれ日本のニューロックっぽいぞ。
フロイドっぽいかもしれん。泣きのギター・ソロだ(笑)、オレの大好物だ。

フュージョンみたいなのもあるぞ。リリース時のパンク小僧だったオレだったら
「ケッ!」と言って見向きもしなかったジャンルなのだが、
この年になるともう何周か回って全然OK。人って変わるんですね(苦笑)。

今まで一風堂に抱いていた偏見がどんどん無くなって行くのが判る。
これはCD版を手に入れるのも近いかもしれない。

テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

「GRIM/MESSAGE」 2022年の入手モノ

GRIM/MESSAGE(Urashima UMA 165)(LP)(新品)
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異形のインダストリアル・ユニットであるGRIMが、
アシッド・フォークを奏でた2ndアルバムの「Message」は
過去に編集盤などに収録されてリイシューされていたが、
今回初めて「単体」としてイタリアのURASHIMAから再発された。

オリジナルは1987年のリリースでリアルタイムで入手していたが、
当時聞いた時は困惑した記憶が有る。
何せノイズだと思って針を落としたら出てきた音がアレだった訳だから当然か。
だけどメチャクチャ気に入ってこの2ndばかり聞いていた時期があった。
あと、この猥雑なジャケ写も好きだったのもある。

今回のリイシューでの興味は勿論リミックス音源。
前のブログで書いたゲロゲリゲゲゲのリミックスの件もあったので、
余り過大な期待をせず聞いてみたのだが、
こちらは明らかに「やり過ぎ」(笑)。
あの儚い白日夢のような曲がノイズまみれになってしまっている。
いやこれはこれで別物として楽しめるので問題は無いのだが。

余談ではあるが、1995年にNHK教育で「ソリトン SIDE B」なる番組が放送されていた。
高野寛と緒川たまきが司会だったヤツである。
その番組中に突然「MESSAGE」収録曲「Mooncalf's Waltz」が流れてきた。
誰がセレクトしたのだ?こんな曲を誰がNHK内で知っていたのだ?
なにせオリジナルは200枚しか世に出ていない盤なのだから。
画面の前でひたすら困惑していたが、直ぐに誰の仕業かは判明。
「選曲:緒川たまき」とのテロップが。
その後、彼女のファンになったのは言うまでもない(笑)。

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ジャンル : 音楽

「ゲロゲリゲゲゲ/今日という日が生まれた時から決まっているように」 2022年の入手モノ

ゲロゲリゲゲゲ/今日という日が生まれた時から決まっているように(いぬん堂 WC-102)(CD)(新品)
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1988年にトランス・レコードからリリースされたゲロゲリゲゲゲの
1stシングルがCD化と聞いても当初は余り興味が湧かなかった。
1995年にSSEがボーナストラック入りで既にCDリリースしており、
勿論それを持っていたからだ。

ただ今回のCD化に際し「全曲をやり過ぎな程リミックス&リマスター」と知り、
そうなれば話は別とばかりに入手してみた。
山ノ内純太郎氏は果たしてどれだけの極悪非道をやらかしているのか、
期待してCDを再生してみた。
ところが「あれ?全然「やり過ぎ」じゃないぞ」そんな事を思ってしまった。

「B面最初の曲」のNGテイクはご愛敬程度だったし「愛人」はオリジナル持ってるし、
かといってこのアルバムがダメとか価値が無いかというとそんな事は全然なく、
特にタイトル曲はリミックスやリマスターによって美しさが増している。
「ぶっ壊す」では無く「磨き上げ」られたと言って良いかもしれない。

なお再発に際してタイトル及び曲名の「The Sexual Behavior In The Human Male」が
「今日という日が生まれた時から決まっているように」に改題されている。

また余談ではあるが、SSE版CDのボートラで入っていた最後の曲
「SYMPHONY FOR A NEW AGE DESTRUCTION」は、
ゲロ作の中でも特に秀逸な音響ノイズなのでご一聴をオススメする。

テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、
通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を
独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」の
ナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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