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「アンソニー・ムーア/リード・ウィッスル&スティックス」 2022年の入手モノ

アンソニー・ムーア/リード・ウィッスル&スティックス(P-VINE PLP-7791)(LP)(新品)
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独ポリードールからの現代音楽寄りの2作の後にリリース予定だった
「リード・ウィッスル&スティックス」がLP再発された。
なおCD版は今年1月に既に発売されている。
今回のリイシューはほぼ未使用のテスト盤LPを使用して
宇都宮泰氏とアンソニー・ムーアが共同でリマスターを制作との事で
期待値は否応なく上った。

一度1998年にCD化された時に(「音質」や「編集」が酷過ぎた)
「音」は聞いた事があったが、所謂「音楽」ではない作品。
長さなどが異なる棒を落とした時の音を中心に、
時折鳴る吹きすぎたフルートとか叫び声とかベルとかの音を
ループさせたりテープスピードを変えたりして編集したらしい。

まぁ物音系エキスペリメンタル作品にもすっかり慣れた今では、
全然難解には思えなかったし、何か聞き進めていくうちに
「純邦楽」のそれっぽく聞こえてきた。
いや、むしろそちら方面をムーアは意識したんじゃないかと勘ぐってしまうほど。
と言うかそう感じてしまったら、もうそうとしか聞こえない。
今後このアルバムは自分にとっては「純邦楽」のジャンルに入る事が決定した(笑)、

昔にCDで聞いた時は早々に放り投げたんだけどなぁ(苦笑)。
で、結局CD版の方も買ってしまった。

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テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

「HAPPY FLOWERS/MY SKIN COVERS MY BODY」 2022年の入手モノ

HAPPY FLOWERS/MY SKIN COVERS MY BODY(Homestead HMS085)(LP)(中古)
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主に1980年代末から1990年代初頭のUSジャンク・シーンで活動していた、
「ケツの穴」と「黒焦げの幼児」と名乗る二人組による1stアルバム。
このアルバムの後にでた「OOF」とかは良く聞いていたのだが、
何十年か越しで漸く1stアルバムを入手。しかもかなり格安で(笑)。

で早速プレーヤーに乗せて針を降ろすと、
以前聴いてた「OOF」とは違って荒っぽくカオス過ぎる演奏が続く。
「OOF」ではまだ曲としての体裁があったが、
このアルバムでは「曲」として成立しているのか怪しいものも多々ある。
でもこれはこれで楽しいのだが「あれ?何かに似ている気がする?」と考えたら、
「あ、80年代末の不失者かー!」と腑に落ちた。
まぁ自分だけかもしれないですけどね、そう思うの。

裏ジャケのこの子供の落書きみたいなイラストもバッチグー。
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「P-MODEL/イン・ア・モデル・ルーム」 2022年の入手モノ

P-MODEL/イン・ア・モデル・ルーム(ワーナーミュージック/HMV WQJL-150)(LP)(新品)
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1970年代末に日本のニューウェイブシーンにテクノ御三家なるものが存在した。
ヒカシュー、プラスチックス、そしてP-MODEL。
中でもヒカシューは大のお気に入りでライブにも通っていた。
プラスチックスもアルバムやシングルを買って聞いていた。
そしてP-MODELはと言うと、今年になって1stの「イン・ア・モデル・ルーム」を
購入して「ほぼ」初めて聴いたのだった。
「ほぼ」と書いたのは、徳間からの「アナザーゲーム」は持っていたが
殆ど聞くことなく売ってしまったためである。

何故P-MODELだけこんなに遅くなってしまったのかと言われると
自分自身理由が分からない。ホントに「たまたま」としか言えない(苦笑)。
今回購入した理由としてアナログ盤&カラー・ビニールなのがあるが、
それが無ければ視聴はまだ先の事になっていたかもしれない。

で、早速ターンテーブルに乗せて聞いたのだが、
前身バンドの「マンドレイク」がゴリゴリのプログレなのは知っていたので、
その流れを少しは引き摺っているんだろうかと思ったのだが、
「あれ?思ってた以上にピコピコ鳴ってるじゃん」と感じた(個人の感想です)。
で、何度か聞き直してみて歌詞とか平沢進の歌い方とかが
「あ、これ実はパンクだな」と思った次第。
もしかしてリアルタイムで聞いていたならメチャクチャのめり込んでた可能性が高い。
出会いと時期って大切なんだなーとか思ったりした。

ちなみにヒカシューは「うわさの人類」を聞いた時、
「あれ?これってプログレじゃん」(個人の感想です)って思った。
まぁどうでもいいんですけどね。




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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、
通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を
独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」の
ナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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