2014年 MFO的ベストアルバム 発掘音源部門

2014年に買って聞いたものの中から、これは良かったと思うものを
ラジオは終わったけど今年も発表。
基本的によく聞いたものを中心に選択。

発掘音源部門(順不同)

三巻敏郎 Januari 22 2000
裸のラリーズのメンバーだった、サミーこと三巻敏朗のソロアルバム。
アナログ盤オンリーでリリースされたもの。
2000年1月に盟友・ドロンコと行った舞踏のためのライヴ演奏を編集。
反復を多用したミニマルミュージック、て言うかトリップのための音楽だな、もう。


奇形児/Early Days Rough&Tough
1980年代初頭のオリジナル奇形児のライブ音源集。
あのヤバかった時代の空気をそのままCD10枚組で登場。
しかし、クレジットやデータ等が少なすぎる事、ブックレット等も無い事、
ディスクの並び順に一貫性が無い事(時間軸順を全く無視)、など不満点も多々。
しかし、彼らのライブを体験出来なかった者としては感涙もので有る事は違いない。


トマス・ディンガー/2000
とんでもない音源が年末に飛び込んできた。
ノイ!、ラ・デュッセルドルフ等で活躍した、
トマス・ディンガーの晩年の未発表音源集。
但し、ソロアルバム「我が為に」のドリーミーな内容を期待すると当てが外れる。
アルバム全体を覆う、無機質で重い実験的音響を聞くと、
更に先の違ったものを求めて、命の最後まで音を模索していたのが判る。
Thomas Dinger

The Pop Group/Cabinet of Curiosities [Analog]
今年来日もするポスト・パンクの雄の、ほぼ未発表音源集。
このいびつなファンク、ダブな音は今聞いてもワクワクする。
しかし再結成の今の音は、悪い意味で洗練されててビックリ。
多分来日公演は行かない(苦笑)。
アナログ盤で購入。mp3ダウンコード付。



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2014年 MFO的ベストアルバム 再発部門

2014年に買って聞いたものの中から、これは良かったと思うものを
ラジオは終わったけど今年も発表。
基本的によく聞いたものを中心に選択。

再発部門(順不同)

ブリンズリー・シュウォーツ/ディスパイト・イット・オール
名盤発見隊の「紙ジャケット・シリーズ」の1作。
カントリー、ウエストコースト、スワンプなど音楽に憧れて、
それに英国特有の湿り気を加えたサウンドだった頃の作品。
実は紙ジャケどころか日本盤CDは初発売。遅せーよ。


WHITE HOSPITAL/HOLOCAUST
Vasiliskの桑原とGrimの小長谷が1980年代初頭に組んでいた
インダストリアル・ユニットの復刻盤。
歪みまくったトライヴァルな音塊は未だ衝撃的。
CDとLPが発売されLPは複数のカラーヴァイナル仕様。


HIGH RISE/PSYCHEDELIC SPEED FREAKS
PSFレコードの記念すべき1番。
その歪みまくった暴力的な音の質感がすんばらしい名盤。
オリジナルのアナログ盤の音質のデジタル化の困難さが懸念され、
ずっとCD再発がされていなかったもの。
残念な事にこの再発CDは、オリジナルLPの質感を再現出来てはいない。
しかし、これが再発された意義は大きいので、挙げてみた。


加藤りま/four songs/cover songs
それぞれ、限定50部しか製作されなかったカセット2作が、
未発表曲を加えてカップリングされて再発。
その歌声はフリー・フォーク系の淡い感じに見せかけて実は芯が太い。
まもなく発売されるフル・アルバムが楽しみ。
rimakato

Captain Beefheart/Sun Zoom Spark: 1970 to 1972
ええ、未発表曲目当てに買いましたとも(笑)。
隊長の作品は、実はトラウト・マスク以降の作品の方が、
近年は良く聞く様になっている。
これはアナログ盤を買おうか迷ったが、オリジナル盤持ってるんで止めた。


Grateful Dead/American Beauty(ハイブリッドSACD)
デッド本家の作品は恐らく初のSACD化。
音の芳醇さに、改めてこの作品の良さを実感。
デッド聞き始めの頃は、実はこれそんな好きでは無かったと告白しておく。


大森靖子/PINK
昨年、メジャーデビューを果たした彼女の、1stミニ・アルバムのアナログ化。
LPのB面はオリジナル収録曲の、2014年再録ヴァージョンが納められている。
まだまだドス黒い頃の大森。


2014年 MFO的ベストアルバム 新譜部門

2014年に買って聞いたものの中から、これは良かったと思うものを
ラジオは終わったけど今年も発表。
基本的によく聞いたものを中心に選択。

新譜部門(順不同)

Hollywood Dream Trip/Would You Like to Know More?
Christoph Heemann と Will Longによるプロジェクトの正式なデビューアルバム。
アナログ盤オンリー。
ドローンではあるがアンビエントではない。ハーシュほど騒々しくない。
微妙なこのバランスが、極上のトリップ感を与えてくれる。


Linda Perhacs/The Soul of All Natural Things
アシッド・フォークの伝説の女性シンガーの、実に44年振りの2nd。
変わらない歌声と存在感。
1stでも聞けた幻想的な雰囲気がより強まった印象を感じた。
これもアナログ盤で購入。


新山詩織/しおり
低くややハスキーですこし気だるそうに歌う声に惹かれた。
歌い方を「作って」るのかと思ったら、普段の話し方も同じだった(笑)
これをリリースした時点ではまだ現役女子高生だった。
曲調や歌詞にはまだ甘い部分が有ると思うのだが、期待値込みで。


白波多カミン/くだもの
ギューンからの1stも素晴らしかったが、
バンドを従えてより深く重厚なサウンドに乗っかる声と歌詞に心を囚われた。
そりゃ、広重さんも惚れる訳だ(笑)
バック・バンドのメンバーも豪華。



奇形児/脱・人間 紛いモノの狂気は世の中を不快にさせるただの糞
もはや「ハードコア・パンク」の範疇を超えた、
良い意味での多彩な音楽性を発揮した新境地の2ndアルバム。


Vashti Bunyan/Heartleap
9年振りのサード・アルバム。
前作はやや音数が多いアレンジだったが、
今作は1stの雰囲気を感じさせるシンプルなアレンジの内容。
淡いのに力強い意志を持った歌。これがラスト作になるらしいとの事。残念。
これもアナログ盤で購入。


透過性分子/Stratosphere Sound
灰人者としての活動でも知られる岩田裕成のソロプロジェクトの新作。
金属を引っ掻く様な細かな粒子の音が空間に浮遊する様は、
心地よい心酔感を感じる。
実は余り期待を持たず(失礼)聞いてみたら、事の他良かった。
透明フィルムに印刷されたジャケットとクリアービニール盤と言う装丁も好み。
透過性分子

Su Wai/Gita Pon Yeik
ミャンマーの竪琴サウン・ガウの名奏者「Su Wai」による、ビルマ古典音楽集。
美しく奏でられる弦の響きは、実にしっとりと潤んだ表情をみせてくれる。
いやー、癒されます。
Gita Pon Yeik

葉山嶺/Soundtrack: A Child Goes Burying Dead Insects
フィルムメーカー葉山嶺による映像作品「子どもが虫の死骸を埋めにいく」サントラ盤。
ワールドミュージックやフィールド音、童歌、を思わせる音のコラージュが
徐々にささくれ立ってノイズが混じっていく様は、白昼夢を見せられている様な印象に囚われる。
片面のみ収録されたアナログ盤。限定200部。
葉山

2014年の「新譜」だというのに、9枚中6枚がアナログ盤。
やっぱ、アナログ復興、ホントだなと実感(笑)
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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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