5/31 on air list 「加藤りま」

6/15の正福寺でのライブを前に、今週は「加藤りま」の特集。
一般的知名度は圧倒的に低いだろうが、そんなものは全く関係無く
自分にとってのフェイヴァリット・シンガーの一人。
余談かもしれないが、彼女の父親は「村八分」の加藤義明。

ストロオズ/mazy repeater
ストロオズ/i can't sleep
mini album-mazy repeater ep(2000)
mazy.png
本間紫織と加藤りま による、当時現役女子校生アコースティック・デュオ。
女性2人ユニットっていうと、ほんわか系、ロー・ファイ系、ユニーク系、など思い浮かべるが
彼女らの、淡々と日本語発音の英語で歌われる曲は、淡く繊細で、しかし硬質で美しく思えた。
ストロオズは確か、円盤の田口さんから教えてもらった。二人のどちらの声も好きだった。
特に「mazy repeater」でのストリングが被さったアレンジの美しさは筆舌に尽くしがたい。
これと同時期に発売されたブルー・ビニールのアナログ・シングル盤を持ってたのだが行方不明。
まぁアルバム収録と同テイクなので、今回はCDからオンエアー。
ちなみに、mazy repeaterは本間紫織のボーカル曲。


加藤りま/the torchsong of the choir
加藤りま/i know your lies
k7-four songs(2010)
20120301031633.jpg
ストロオズ解散後、10年ほど音楽シーンから遠ざかってた彼女の復帰を知ったのは、
正福寺周辺でも著名なASUNAさん関連から。ネットでASUNAさんのライブ情報を調べてた所
「加藤りま」の名を目にする。ミュージシャンとしてシーンに復帰。カセット作品も出すらしい。
その50本限定のカセットは無事入手。その歌声は全く変わらず、より深みを増した感が。
アシッド・フォーク、フリー・フォーク、とも称されるが、淡々と発しられる歌の奥に
テープ・ヒス・ノイズを伴って伝わってくる強い意思を感じる。まぁそう思うのは自分だけかも(笑)


加藤りま/winter is blue(vasthi bunyan)
加藤りま/when i get home(elizabeth cotten)
k7-cover songs(2011)
20120301030858.jpg
4曲のカヴァー曲を収めた2本目のカセット・テープ。
知らない曲も有ったが、まずは一曲めのヴァシュティのカバーに刮目(笑)。
1本目とともにASUNAさんのレーベル、waiting for the tapesからのリリース。
こちらも50本限定。


加藤りま/open mind
加藤りま/honey farm
加藤りま/i miss you
8'ep-harmless(2012)

ようやく、一般流通の作品が2012年にリリース。
しかし8'CDって(笑)。いや、ちっちゃくて良いんですけどね。
カセット作を更に純度を高めたかの様な静的な歌声に聞き入る。

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6/15 加藤りま新潟LIVE

20130518_2606613.png

加藤りま 新潟LIVE。

彼女の名を初めて知ったのは1999年。
現役女子校生アコースティック・ユニット「ストロオズ」のメンバーとして。
本間紫織、加藤りまの2名から成るユニット。
日本語英語の拙さが逆に耳に残り、淡い水彩画を見るような
アコースティック・サウンドとメロディー。
ローファイ・ポップて言葉が当時有ったかは判らないが、
彼女らの歌は直ぐにお気に入りになった。特に「Mazy Repeater」の美しさは、
筆舌に尽くしがたい。
そして「加藤りま」は、やはり自分のフェイヴァリットのバンド「村八分」の
加藤義明氏の娘さんという事を知る。
その事もあって、自分の中ではより彼女らの存在は大きなモノになっていった。
しかし、程なくして「ストロオズ」は活動休止。メンバーの2人のその後の活動は
不明のまま10年が過ぎた。

新潟市正福寺関連で「ASUNA」さんが頻繁にライブを行われてる2010年頃、
ネットでASUNAさん関連の事を検索してた時、思わぬ事を知る。
「加藤りま、活動再開。新作カセットリリース」!
我が目を疑いつつも、即座に作品を入手。その歌声に再び巡り合えた。

USインディー・シーンのローファイ・ポップスから、より深みを増した歌。
アシッド・フォーク、フリー・フォーク、な言い方での表現は大まかすぎるとは思うが、
その唄とギターの響きは淡さと硬質さを併せ持っていると思っている。
LIVE当日が楽しみで仕方ない。

「GOFISH Trio with Asuna」については、大変申し訳ないのだが、音源など未聴な為
全く触れていないがごめんなさい(笑)。でもこちらも楽しみしてます。


2013年6月15日(土)於:正福寺 本堂
(新潟市中央区西堀通7番町1548)
開場18:00 開演18:30(20:30終演予定)
料金1800円(当日券のみ)
出演:GOFISH Trio with Asuna/加藤りま
出店カレー:出張ゆらすご(京都)
主催:ANTI Music + experimental rooms
お問い合わせ:info@experimentalrooms.com
http://blog.experimentalrooms.com/?eid=1245335

5/24 on air list 「床から一掴み」

今週は恒例企画「床(ゆか)から一掴み」。
最近買ったもの、聞いたものの中から面白かった曲をチョイス。


1曲目は栃尾の高橋通吉さんのリクエストにお答えして、
massacre/bones
album-killing time(1981)

せっかくなんで、同じアルバムよりもう一曲(笑)
massacre/legs
album-killing time(1981)

フレッド・フリス(ex.ヘンリー・カウ)、ビル・ラズウェル(ex.マテリアル etc)、
フレッド・マハー(ex.ルー・リード・バンド、スクリッティ・ポリッティ)の、
ロック界の巨人3人によるアヴァン・ロック・バンド。マハーがその後抜け、
チャールズ・ヘイワード(ex.ディス・ヒート)が加入。
フレッド、ビル、チャールズの3人で、今年「マサカー」としては初の日本公演が実現。
て言うか、個人それぞれはもう何度も来日はしてるので、まさか「マサカー」としては
「初」とは思わなかった。
1981年のこの1stは、スッカスカの隙間だらけの音像なのだが、
それぞれの音はむしろ刃物の様に鋭く尖ったまま迫って来る。
まだ、アヴァン・パンクなサウンドだった頃の作品。
フレッド、ビルの2人に対し、この時多分二十歳そこそこのフレッドのドラムが、
決して2人に引けを
取らないばかりか、サウンドの核になってる気がするんだが。
実はマサカーは初めて聞いたのだが、こんなにソリッドなサウンドだったとは。
今まで聞かなかった事を後悔。


rick wright/night of a thousand furry toys
rick wright/woman of custom
album-broken china(1996)

ピンク・フロイドのキーボーディスト、リック・ライトの2枚目のソロ・アルバム。
アマゾンでまさかの3桁中盤価格だったので、無意識に指がクリック(笑)。
1996年と言う時代に古色蒼然としたプログレ・サウンド。
しかし、ギルモア・フロイドの濃い感じと違って、水彩画の様なフロイドと言った
この音を聞くと、シド時代を除く、初期フロイドのあのモヤモヤした淡い感じは、
リックが担ってたのかなーと思う。
スラップ・ハッピーのアンソニー・ムーアのサポートも良い仕事っぷり。


mallard/back on the pavement
mallard/harvest
album-mallard/in a different climate(cd reissue 1994)

先週までのビーフハート特集のアフターマスでもう2曲。
隊長に愛想を尽かして去ったMagic Bandのメンバーを中心に結成されたバンド。
「クリア・スポット」辺りの米南部のルーツ・ミュージックな曲が並ぶが
如何せん中途半端だし、そして隊長自体の方もマジック・バンドが去った後は、
あの悪名高き「ブルージーンズ..」って事を考えると、ホントはどちらも、
互いが必要だったって事なのかーと。
まぁ、マジック・バンド、云々を抜きにして聞くとそんなには悪くない。
いや、こういったアルバムほど愛でる癖が。VUのスクイーズとか、
ドアーズのフル・サークルとか(爆)。


jennifer warnes/be my friend
jennifer warnes/these days
jennifer warnes/sand and foam
album-jennifer(1972)

今回、完全なジャケ買い。メガネ美人のこのセピア色のジャケに一目惚れ。
ジュディ・シルの1stを連想してしまうが、内容も艷やかな歌声に2度惚れ。
ジョー・コッカーとの「愛と青春の旅だち」をデュエットした人とか、
プロデュースがヴェルヴェッツのジョン・ケールとかは、ライナー読んでから判明。
収録曲の殆どがカバー曲なのだが、元曲の印象が無く、ジェニファーのオリジナルな
雰囲気を持っている事に驚愕。
ニコも歌った、ジャクソン・ブラウン作の「these days」なんて、
「え?こんな曲だったっけ?」ってニコ・ヴァージョンを聴き直すも、
やはりその違いは歴然。
世界初CD化って事実も意外。こんな良盤が何故?
活動歴40年超ながら、オリジナル・ソロ・アルバムは10枚足らず。
他では商業的成功を収めているにも関わらず、自身の活動には
自分のペースを崩すこと無く、納得した形でやりたい事を貫いてる姿勢が潔い。

5/17 on air list 「captain beefheart pt.8」

キャプテン・ビーフハート特集8回目。
ラストの今回はレア・トラックを中心にオンエアー。

captain beefheart & his magic band/just got back from the city('66 demo)
captain beefheart & his magic band/my human gets me blues(1969 live)
captain beefheart & his magic band/orange claw hammer(1975 live)

1999年に、ジョン・フェイヒーのレーベル「REVENANT」からリリースされた
全曲未発表のCD5枚組BOXより。
デビュー前のデモは、まだ初々しいブルース・バンドだった頃のもの。
1969年LIVEは、ブートでも殆ど出回って無いトラウト・マスク時期の貴重な音源。
レコード通りに一応は演奏出来てたんだなー(笑)
1975年LIVEは、盟友ザッパのギター1本の演奏によるデュエット。
これは素晴らしい演奏で、こんな蜜月期の充実してた頃の演奏が残っていたとは。
その後、再び袂を分かつ事を思うと、ちとやり切れない思いがある。
オンエアーでは流さなかったが、BOXにはトラウト・マスク録音時期のリハーサル音源が
収録されているのだが、これが超1級のドキュメンタリー。
こんな過程を経てあの怪盤(個人的には「名盤」とは言わないが(笑))が出来上がったのかー、
とその一部が垣間見れる、貴重な録音。


beefheart/bat chain puller(1976)
beefheart/harry irene(1976)
album-bat chain puller(2012 re.1976)

名義が「beefheart」なのに注目。
マジック・バンドのメンバー全員に愛想を尽かされて傷心の隊長が、
FZのマザーズに参加した後に復調し1976年に録音された「渾身の復帰作」となる筈だったものが、
様々なトラブルに巻き込まれお蔵入り。FZもCBも鬼籍に入り、もう一生オフィシャルでは
リリースされる事は無いかと思った2011年暮れに、FZのウェブ・サイトで
突然のリリース告知。半信半疑ながらオーダーを出した。
過去海賊盤&海賊盤紛いのもので、一応は内容は概ね知ってはいたが、
果たしてマスター・テープからのものなのか?
不安はCD到着後
に一聴して払拭&感涙。ああ、これを生きてるうちに聴ける日が来るとは。
曲自体は、1978年以降のヴァージン3部作に分けて再録されてたので、
新鮮味は正直少なかったが、そのオリジナル・ヴァージョンをまともな音質で聞けたのは
凄く嬉しかった。


captain beefheart and the magic band/dropout boogie(live 1978)
captain beefheart and the magic band/moonlight on vermont(live 1978)
album-i'm going to do what i wanna do(2000)
過去、海賊盤で何度もリリースされてた音源が、ライノ・ハンドメイドから通販限定ながら、
正規リリース。ラジオ放送音源が元らしいが、シーン復帰後の充実したキャプテンの咆哮と
マジック・バンドの演奏が素晴らしい。低迷期にパンク、ニューウェイブのシーンが有り、
その中で再評価され復帰後は歓迎され、それに引っ張られる形で演奏も絶好調。


captain beefheart/hard workin' man
album-o.s.t./blue collar(1978)
オリジナル・アルバム未収録。ジャック・ニッチェ主導のサントラ盤に
典型的なブルース・ナンバーで参加した1曲。


captain beefheart/happy earthday
album-v.a./where we live(2003)

隊長、最後の正式録音曲。電話越しでの即興の唄。
地球の環境を守るためのキャンペーン・アルバムのための作品だが、
かつてアルバムの中の曲でエコロジーな事を歌っていたとき、奥さんから
「環境の事歌う前に、まず貴方、そのタバコ止めたら?」って
たしなめられた事を思うと隔世の感が(苦笑)。
30秒余りの隊長からのラスト・メッセージ。これが最後になるとは、
その時は夢にも思わなかった。

5/10 on air list 「captain beefheart pt.7」

キャプテン・ビーフハート特集7回目

オリジナル・アルバムのラスト2枚から。
当時は、これで隊長の作品が永遠に最後になるとは思わなかったが..


captain beefheart and the magic band/Hot Head
captain beefheart and the magic band/ashtray heart
captain beefheart and the magic band/sheriff of hong kong
captain beefheart and the magic band/run paint run run
album-doc at the radar station(1980)

ポスト・パンク、ニューウェイブが音楽シーンを席巻した後、
異端だった隊長の音楽は、主流の先頭へと変わった。
時代がドンに追い付き、その追い風を受けたこの時期の隊長は実に生き生きとしている。
変拍子や曲展開の急変化などは有るのだが、トラウト時代とは明らかに質感が異なる。
トラウト、デカルスの時代の各楽器のポリリズム的構成は、各自デタラメに弾いてるようでも、
各楽器は決められたフレーズやリズムが決まっていて即興ではなかったというが、
どこか個人的には強引に作った感があった。
しかし此処では、そのポリリズムが無理なく曲に生かされていて、ちゃんと乱調になってる(笑)
トラウト期が成長したような感じすら持った。
それにしても「美は乱調にあり」とは、言い得て妙な邦題。
ジャケのビーフハートの絵もそれに拍車をかけて、このアルバムの内容と見た目を強力に結びつけている。
また、目立った特徴としては「エスニック」な土着リズムを大幅に取り入れてる点かと思う。
日本的に言えば音頭とか民謡とかのズンドコ・リズム。「どどんがどん」的な(笑)。
トーキング・ヘッズの名盤「リメイン・イン・ライト」とほぼ時期を同じして
ビーフハートもエスノ・ロックの一因を担っていたのかと。


captain beefheart and the magic band/ice cream for crow
captain beefheart and the magic band/the past sure is tense
captain beefheart and the magic band/the witch doctor life
captain beefheart and the magic band/light reflected off the oceans of the moon
album-ice cream for crow(1982)

永遠のラスト・アルバム。
とういか、これと前作は、個人的には全曲捨て曲無しの名盤。
躍動感が溢れるタイトル・ナンバーは、ビーフハートの活動がまだまだ続くと思わせるほど
力強いものだったのだが。
ここでもビーフハートの絵がジャケットに使用されているが、そこにはめ込まれた隊長の写真は、
今見直すと、当時の年齢よりずっと老人っぽく見える。燃え尽きた訳でもないだろうに。
トラウト・マスクでの歌、メロディー、リズムのポリリズム化。それぞれのパートが
異なったリズムの取り方をしてるので一見デタラメな演奏の様に聞こえるが、
其々は即興では無く決まったフレーズを演奏してると言う事。
トラウトの時は無理やりな印象を持ったのが、ラスト3作ではそれが自然に昇華されて
いる事を思うと、リタイアが無ければもっと違った展開が有ったのかとも思う。

5/3 on air list 「床から一掴み」

今週は 「床から一掴み」。
最近買ったもの、聞いたものの中から良かったものをチョイスして
オンエアする恒例企画(山下達郎パクリイアンスパイア)


josephine foster/trust in the unexpected
josephine foster/she sweeps with many-colored blooms
album-graphic as a star(2009)

フリー・フォーク系の女性シンガーとの事だが、実はつい最近まで彼女の存在を知らなかった。切っ掛けは、ツイッターでの加藤りま(ex.ストロオズ)さんのつぶやきをたまたま目にした事から。
、まるで1950~60年代のフォークの雰囲気、てか、音質も古い感を醸し出してるし。

gruop 1850/mother no-head(rec.'67)
gruop 1850/1000 years before(rec '69)
album-mother no-head:their 45s(2012)



ax genrich and band/death is for dying
album-fretboard jungle(2012)
ax genrich


土取利行/クロマニョン・ダンス
album-瞑響・壁画洞窟―旧石器時代のクロマニョン・サウンズ(2008)



ex/re-make/re-model(rec.81)
ex/glass horse(rec.84)
album-ex2(2000)


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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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