8/31 on air list 「日本フリー・ジャズ」

10年間に買ったまままで近年まで読んでなく、
ここ一ヶ月で一気に読み終えた本「日本フリージャズ史・副島輝人」に触発されて、
今週も日本のフリージャズを。

アヴァンギャルド・ミュージックの流れから、日本のフリージャズを知ったが、
断片的に聞いてきたため、時代的にどのような流れで発生し、その歴史を刻んできたのかは
全く分からないままだった。この本でその時間軸とおりに流れを初めて追えた。
そして今また、日本フリー・ジャズ熱、再び。


山下洋輔トリオ/クレイ
album-インスピレーション&パワー(1973)

最初は、赤塚不二夫やタモリの絡みでこの人を知った。
ミュージシャンとは知らず知識人(死語)か何かだと思っていた。すみません。
このトリオの演奏は、いわば肉体派、またはプロレス的。
トコトンまでに力の限り音を叩きつける様が爽快。三条公民館で聴いた演奏もそれを感じた。


井上敬三/火
album-イン・メールス'81(1981)

広島で音楽大学の講師を続け、周りに同じ志を持つ者が居ない中で孤独な修練を続け
1970年代中盤にシーンに出てきた時は52歳だったという超遅咲き。
他の多くのフリージャズ奏者に見られる切迫感が無く、温かみを感じさせる音を奏でる。
坂田明が学校の生徒だった事は有名。というか、その坂田に触発されてフリージャズに足を踏み入れた。


derek bailey/コレクティヴ・インプロヴィゼイション1
album-duo & trio(1978)

新潟出身の評論家、間章が画策し組まれたセッション・アルバム。
吉沢、阿部、高木元輝、近藤等則、土取利行、といったメンバーが、
デレク・ベイリーのあのポキペキといった即興演奏と対決。


早坂紗知&stir up/lonely woman
album-straight to the core(1989)
straight to the core
1980年中盤に頭角を現した、男勝りの力強い音を出す女性サックス奏者。
アルト、ソプラノの2本のサックスを操る。


中山千夏+高橋悠治/ひとり/ぼくはしなない
album-高橋悠治ソングブック「ぼくは12歳」(1977)

高橋悠治は現代音楽畑のピアニストで、
12歳で命を絶った岡真史の詩に曲を付け、中山千夏が歌ったもの。
バックを務めたミュージシャンがフリージャズの人らだったので
最後にこれをもって来た。
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8/24 on air list 「日本フリー・ジャズ・他」

前半は、8/15正福寺イベントと、8/18十日町「友部正人&ふちがみとふなと」の
報告と、「ふちがみとふなと」の作品を。

ふちがみとふなと/うしろまえ
ふちがみとふなと/渡り鳥職場へ帰る
ふちがみとふなと/愛の讃歌
album-6月のうた(2011)
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昨年リリースされた現在の最新作。
無理に笑いを取ろうとしていないのに笑みがこぼれてしまう曲たち。
音数が少ないのに、これほど豊かななのを聴かせてくれる演奏。
微笑ましくもシンプルで深い歌詞。
うしろまえは、服を後ろ前に着ていた事を「そのまま」歌ったもの(笑)
「渡り鳥職場へ帰る」は我々が会社で常日頃思っている不満を実にコミカルに。
「愛の讃歌」は越路吹雪で有名な曲のカバー。


後半は、今読んでいる本「日本フリージャズ史・副島輝人」に触発されて、
1960-1970年代の日本のフリージャズを。
10年間に買ったまままで最近まで読んで無かった本。ここ一ヶ月で一気に読み終えた。

アヴァンギャルド・ミュージックの流れから、日本のフリージャズを知ったが、
断片的に聞いてきたため、時代的にどのような流れで発生し、その歴史を刻んできたのかは
全く分からないままだった。この本でその時間軸とおりに流れを初めて追えた。
そして今また、日本フリージャズに興味がでてきてしまった。


沖至トリオ/永遠の歌
album-殺人教室(1970)
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副島氏のレーベル「ジャズ・クリエイターズ」の第一弾にして最終作。
ようするにこれしか出なかった。
スピード感のあるトランペットが特徴的。ここでのスピード感とは曲が早いことだけをささない。


富樫雅彦,佐藤允彦/レミニス
album-インスピレーション&パワー(1973)

半身不随後は車椅子のパーカッショニストとして名を馳せる富樫と、
天才佐藤のピアノが会話をする。


高柳昌行new dilection/herdman's pipe of spain
album-live independence(1995 rec.1970)
live independence
高柳、吉沢元治、豊住芳三郎の黄金のトリオ。
強靭で破壊力のある音塊をぶつけてくる。


阿部薫・山崎弘/1971.1.24.duo1
album-jazz bed(1995 rec.1971)

阿部の悲痛なまでに先鋭されたサックスの咆哮を、
山崎は見事にリズムで対抗。

8/18「友部正人、ふちがみとふなと」十日町市十日町教会

「友部正人 ふちがみとふなと LIVE! 2012」
~ 夏の日に逢いましょう! ~
8月18日(土)18時開演 
会場:十日町教会(十日町市本町西1丁目:十日町高校前)

自分の好きなアーティストがしかも2組タッグを組んで
新潟にやってくる。これは「来い」と言われてるに違いない(笑)

tomoff2012live.jpg
http://www1.ocn.ne.jp/~chamky/tfflive2012.htm

8/17 on air list 「henri pousseur・他」

恒例企画「床(ゆか)から一掴み」。
最近買った、聞いたものの中から面白かったものをチョイスする企画。


poseidon/found my way
album-found my way(1975)

poseidon.jpg
一応ジャーマン・ロックの範疇に入るが、件の連中の様なややこしさは無く、
フォーク・ロック調の、穏やかで暖かで爽やかな雰囲気が感じられる。
衝動買いしたものだが、意外と良かった。ドイツていうよりか
ブリティッシュ寄りかも。


henri pousseur/alaskamazonie
album-paysages planetaires(2004)

henri pousseur
ベルギーの電子音楽家、アンリ・プスールの晩年の集大成的3CD BOXより。
様々な土地の民族音楽、自然音、町並みの雑音、機械音、などを混ぜ合った
ミュージック・コンクレート大作。時間や距離を飛び越えて奏であう音の数々。


la dusseldorf/time
album-la dusseldorf(1976)

再発CDもLPも持ってるんだけど、特典箱入3CDセットが
格安で中古で出てたので、つい購入。
ノイ3を発展させた、反復を多用しつつも明るくアッパーなサウンド。


john cage/radio music
album-fluxus Anthology(1995)
fluxus.jpg
遂に出る、ジョン・ケージ1962年初来日時の音源集。
CD3タイトルと2LPがリリースされるが、全部予約。
それの前祝いでこの曲を。ラジオのチューニングを使った作品で、
ジョン・レノンのオノ・ヨーコとのアヴァンギャルド共作の中にも
これをモチーフにしたような曲がたしか有ったなー。


professionals/white light/white heat
7' side-b(1981)(album-"didn't see it coming"reissue bonus track)

ピストルズの1stのDXエディションが出る!予約した。待ちきれん。
VUの1stのDXエディションも出る?こっちは曲目みたら何か微妙(笑)。
で、どちらにも共通したナンバーを。
やっぱ、ヴェルヴェツの2ndはパンクに合うのかも。

FUKUSHIMA! for ANTI MUSIC

◆「FUKUSHIMA! for ANTI MUSIC」
◆DIESEL GUITAR(能勢山陽生)、福島諭、笠原円秀
◆8/15水18:00開演
◆フェスティバルFUKUSHIMA!世界同時多発イベント
「ANTI MUSICよ、いったい何がアンチなのか」ライブ&ミーティング
http://www.pj-fukushima.jp/festival/201208fukushima-for-anti-music.php

8/11「矢野顕子」長岡リリック・ホール

矢野顕子リサイタル2012
2012年8月11日(土)18:00開演
会場:長岡市リリックホール コンサートホール

yano
http://www.nagaoka-caf.or.jp/new_topics/9261.html

今年春のビュー福島潟でのライブを見れなかっただけに、
嬉しい公演。てか、宣伝してるのかこれ?
先日新聞の記事で見て慌ててチケット買いに行ったが
3列目を入手できたし。
ちと、お客さんの入りが不安。

8/10 on air list 「esplendor geometrico・他」

恒例企画「床(ゆか)から一掴み」。
最近買った、聞いたものの中から面白かったものをチョイスする企画。



grim/auschwitz
grim/people
album-Vital 1983-89(2011)

GRIM
2009年に復活した、伝説のインダストリアル・グループの
1980年代の作品をアナログ再発したものだが、限定5本リリースの
「Vital」の事は全くしらなかったし、それも収録されているとなれば
入手しない手は無い。
TGばりのインダストリアル・ノイズや、宗教音楽を思わせるかの様な
クラシカルなナンバーなど、初期GRIMの集大成。


esplendor geometrico/necrosis en la poya
esplendor geometrico/dynamotron
7'box-1980-1981 prehistoric sounds(2012 rec.1980-81)

スペインのマシーン・ビート狂、EGの最初期の音源&未発を収録した、
7'×3枚とCDのセット。現在はテクノとしての評価が高いのだろうが
自分にとってはやっぱり今でもノイズの位置付けになってしまう。


third ear band/mosaic
album-alchemy(1969)

まさか、サード・イヤーの初期映像がリリースされるとは。
DVD発売の報を当初は疑った。映像はラジオで流せないので、
そのサード・イヤーの1stからの曲を。不可思議で怪しげな
中近東色の強いワールド・ミュージックもどきトリップ・サウンド(笑)


the lost/maybe more than you
album-lost tapes 1965-'66(1999 rec.1965)

末期ヴェルヴェッツのスクイーズがリリースされたが、
その末期のメンバーでもあったウィリー・アレキサンダーが在籍した
ガレージ・バンドの編集盤より。まだロコの色合いは感じられない。


高橋悠治 / フォノジェーヌ
album-音の始源を求めて2/佐藤茂の仕事

16603067.jpg
税金を使ってNHKで奇妙な電子音の作成に全身全霊を傾けていた(笑)、
先駆者たちの貴重な記録を編集したCDより。
このシリーズは8枚リリースされているが、少しずつ集めている。
レーベル元の意向により、大きな店舗には流通させないとの事で、
現在はモダーンとかart into lifeとかでしか入手できない。

8/3 on air list 「夏の曲・他」

前半は、8/11長岡での矢野顕子、8/18十日町での友部正人&ふちがみとふなと、
と興味深いLIVEが有るのでそれに関連した曲を。


矢野顕子/電話線
album-ひとつだけ-the very best of 矢野顕子(1996)

ライブでも定番の名曲。過去の恋愛の名曲は何かしらストーカーな意味合いを
含んだモノが多いが、これも近いかも。究極の愛が相手との同一化で
あることを思えばそれも解る気がする。


友部正人/一本道(live 1972)
album-v.a./history of japanese folk II(1989)
これも代表曲であり、昔の東京の1風景を絵画の様に切り取って見せる名曲。
昔は友部さんのちょっと舌足らずな歌い方が実は苦手だったがいつしか
フェイヴァリットなアーティストの一人。
三条市でのライブはよく見に行っていた。歩いて行ける距離の場所で
好きなアーティストの演奏を聞ける幸せが昔あった。


ふちがみとふなと/お店やさん
album-ハッピー・セット
無理に作って笑わせようとは決してしてはいないのだが、
自然に笑がこぼれてしまう。
嫌味のないコミカルさと歌の深さが同居する。


後半は、この猛暑に合わせて、夏に関する曲を幾つか。

pink floyd/summer '68
album-atom heart mother(1970)

大作「原子心母」の影に隠れてはいるが、これとか「if」とか、フォークサイケ的なナンバーも
結構好きだったりする。


ザ・ルースターズ/c.m.c
12'-c.m.c(1984)

海辺のリゾート地が突然爆撃機に襲われ、爆弾が降り注ぎ阿鼻叫喚となる様「だけ」を
スピード感のあるロックン・ロールに乗せて歌われる異様な曲。
ホント、その爆撃風景だけが歌われ、感情などの描写は一切破棄されている。


t-rex/summertime blues
7'-ride a white swan side B
オリジナルのエディ・コクランのヴァージョンに近い。
ティラノザウルス時代のアコースティック・コンビの名残もある。


ヒカシュー/炎天下(1978 demo)
album-1978(1996)

レコードデビュー前のデモ曲。ヒカシューのもつ畸形な感覚は、デビュー前の方が強烈に濃い。
1980年代に渋谷屋根裏でライヴを見た時、レコードよりもその感覚が強く感じた。

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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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