サイモン・フィン at UFOクラブ
アシッド・フォークの名盤「pass the distance」を産み出した、サイモン・フィン。
伝説の中で語られてきたフィンが活動を再開したのは5年程前。
そのアーティストが目の前で見れる。
そして対バンも工藤冬里と割礼ときたら、こらサイケ者としては
上京しなきゃ、と言うことで行ってきました。東高円寺UFOクラブ。
トップは工藤冬里バンド。
ギターの伴奏に合わせて、予め用意してある詩を
即興でアレンジして朗読&時折メロディーを付け、時折ジャンプ(笑)。
予定調和完全無視の、ある意味グダグダな演奏。
しかしこれが意外に面白い。
続いては割礼。
実は22年振りに見た割礼のライブ。
その頃の限りなく遅く重いサウンドに戻り、また同時に明るさをも
感じさせてくれるサイケデリックな曲に酔いしれる。
そして待ちかねた、サイモン・フィンの登場。
一人ギター抱えステージに登場。
ただでさえ低いステージで椅子に座って歌うものだから、
殆ど姿が見えない(笑)。しかし変わらない声とギターは
紛れも無くフィン。
ただ、「pass the distance」での狂気迫る歌ではなく、
復帰以降の作品の様に、穏やかな表情を覗かせる「フォーク・ソング」が
淡々と、しかし深く大きく染み込んでくる。
ハイライトはやはり名曲「エルサレム」での絶叫だったが、
狂気やアシッドの括りでは収まりきれない、懐の大きな歌を聞かせてくれた。
終演後にファンにサインや写真をねだられるフィンは、
穏やかな表情の英国紳士そのものだった。
今のフィンの立ち位置を実感させてくれると同時に、
今のフィンの作品に愛着をもつ事と思う。
自分も当然サインは貰ったし、一緒に写メも撮った。
ミーハーですが、何か?w

伝説の中で語られてきたフィンが活動を再開したのは5年程前。
そのアーティストが目の前で見れる。
そして対バンも工藤冬里と割礼ときたら、こらサイケ者としては
上京しなきゃ、と言うことで行ってきました。東高円寺UFOクラブ。
トップは工藤冬里バンド。
ギターの伴奏に合わせて、予め用意してある詩を
即興でアレンジして朗読&時折メロディーを付け、時折ジャンプ(笑)。
予定調和完全無視の、ある意味グダグダな演奏。
しかしこれが意外に面白い。
続いては割礼。
実は22年振りに見た割礼のライブ。
その頃の限りなく遅く重いサウンドに戻り、また同時に明るさをも
感じさせてくれるサイケデリックな曲に酔いしれる。
そして待ちかねた、サイモン・フィンの登場。
一人ギター抱えステージに登場。
ただでさえ低いステージで椅子に座って歌うものだから、
殆ど姿が見えない(笑)。しかし変わらない声とギターは
紛れも無くフィン。
ただ、「pass the distance」での狂気迫る歌ではなく、
復帰以降の作品の様に、穏やかな表情を覗かせる「フォーク・ソング」が
淡々と、しかし深く大きく染み込んでくる。
ハイライトはやはり名曲「エルサレム」での絶叫だったが、
狂気やアシッドの括りでは収まりきれない、懐の大きな歌を聞かせてくれた。
終演後にファンにサインや写真をねだられるフィンは、
穏やかな表情の英国紳士そのものだった。
今のフィンの立ち位置を実感させてくれると同時に、
今のフィンの作品に愛着をもつ事と思う。
自分も当然サインは貰ったし、一緒に写メも撮った。
ミーハーですが、何か?w

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1/25 on air list 「simon finn 他」
前半は祝・初来日と言う訳で、
アシッド・フォーク界のリヴィング・レジェンド
サイモン・フィンの特集。
2005年のシーン復帰後、順調な活動を続けていたとはいえ
来日公演など夢にも思っていなかった。
simon finn/polar veil
7'-VA/the forum(2010)

CURRENT93の25周年記念ライブ用に製作されたシングル。
近年の作品でのパートナー、jollie woodをバックに
1stでの狂気を感じるそれでは無く、深みのあるフォークを
聞かせてくれる。
simon finn/jerusalem
simon finn/big white car
album-pass the distance(1970)
永遠のアシッド・フォークの名盤。
当初はドノヴァンのようなポップなフォークを目指していた言うが、
どうしたらこのような空間が捻じ曲がる様な歌になってしまうのだろうか。
simon finn/woman by the sea
simon finn/golden golden
album-magic moments(2005)
1st製作後、カナダに移住。音楽とは無縁な生活のあと
1st再発を切っ掛けにシーンに戻ってきた復帰作。
以前と変わらない歌声で、穏やかな面を除かせつつも
より深みを増した歌を聞かせてくれた。
後半は、サイモン・フィンと並び称される
アシッド・フォークのアーティストの曲を。
tim buckley/come here woman
tim buckley/starsailor
album-starsailor(1970)

タワー・レコード限定発売ながら、初日本CD化。
アバンギャルドを極めた狂気のヴォーカルが爆裂。
初期のフォーク・シンガーの姿はここには無い。
alexander spence/books of moses
album-oar(1969)
ジェファーソン・エアプレイン、モビー・グレイプといった
サイケデリックの名バンドに在籍したスキップ・スペンス。
ドラッグ渦による精神疾患での退院の合間をぬって製作された
唯一のソロ・アルバムより。
まるで現実と別の世界で歌われてるかの様な、
肉体感覚がまるで感じられない歌と演奏。
アシッド・フォーク界のリヴィング・レジェンド
サイモン・フィンの特集。
2005年のシーン復帰後、順調な活動を続けていたとはいえ
来日公演など夢にも思っていなかった。
simon finn/polar veil
7'-VA/the forum(2010)

CURRENT93の25周年記念ライブ用に製作されたシングル。
近年の作品でのパートナー、jollie woodをバックに
1stでの狂気を感じるそれでは無く、深みのあるフォークを
聞かせてくれる。
simon finn/jerusalem
simon finn/big white car
album-pass the distance(1970)
永遠のアシッド・フォークの名盤。
当初はドノヴァンのようなポップなフォークを目指していた言うが、
どうしたらこのような空間が捻じ曲がる様な歌になってしまうのだろうか。
simon finn/woman by the sea
simon finn/golden golden
album-magic moments(2005)
1st製作後、カナダに移住。音楽とは無縁な生活のあと
1st再発を切っ掛けにシーンに戻ってきた復帰作。
以前と変わらない歌声で、穏やかな面を除かせつつも
より深みを増した歌を聞かせてくれた。
後半は、サイモン・フィンと並び称される
アシッド・フォークのアーティストの曲を。
tim buckley/come here woman
tim buckley/starsailor
album-starsailor(1970)

タワー・レコード限定発売ながら、初日本CD化。
アバンギャルドを極めた狂気のヴォーカルが爆裂。
初期のフォーク・シンガーの姿はここには無い。
alexander spence/books of moses
album-oar(1969)
ジェファーソン・エアプレイン、モビー・グレイプといった
サイケデリックの名バンドに在籍したスキップ・スペンス。
ドラッグ渦による精神疾患での退院の合間をぬって製作された
唯一のソロ・アルバムより。
まるで現実と別の世界で歌われてるかの様な、
肉体感覚がまるで感じられない歌と演奏。
1/18 on air list 「追悼 ミック・カーン」
先日、52歳の若さで亡くなった、元・ジャパンのベース奏者、
ミック・カーンを追悼して。
そういえば、今は無きHMV新潟店のオープニング・イベントにも
来てくれたんだった。
2度目のジャパン来日公演で新潟県民会館に来た時に見に行った。
回りは殆ど女性ばっかりだったのを思い出す。
mick karn/sensitive
12'(1982)

ソロ・デビュー・シングルの12'盤はリミックス・ヴァージョンらしいが
よく違いが判らない。ベース音がやたら大きいミックス。
midge ure & mick karn/after a fasion
12'(1983)
ウルトラヴォックスのミッジとの共演。
良くも悪くも当時のニュー・ウェイブ色強し。
rain tree crow/red earth
album-rain tree crow(1991)
実質的再結成ジャパンの、結果一作で終わったプロジェクトより。
より穏やかに陰鬱になったジャパンの印象。
シルヴィアンのその後の作風を思わせるところも。
仲違いが無ければこれも続いたのかなあと。残念。
the d.e.p/mr. no problem
album-地球的病気-We are the d.e.p-(2001)
佐久間正英、屋敷豪太、土屋昌巳、ミック・カーン、ビビアン・スーによる
スーパーユニット。
意外と躍動感溢れるバンド・サウンドで攻めてくれる。
japan/visions of china
album-tin drum(1981)
アジアを強く意識したオリエンタルなサウンド・アプローチで、
よりリズムを重視したこのアルバムは当時衝撃だった。
ミックの変態的ベース・フレーズ大爆発。
japan/...rhodesia
album-obscure alternatives(1978)
初期の頃はシルヴィアンの歌い方もざらついた感じが有って、
ブラック・ミュージックの影響も強かった。
これはレゲエのリズムを取り入れたもの。
jah wobble/invaders of the heart
12'(1983)
個人的にはミックと並び評しているベーシストの一人。
スタイルは違えど、音でその人と判る個性的なプレイヤー。
ジャパンの初期を除けば、ミックのベースは、聞くとそれと判る
個性的なものだった。フレットレス・ベースを操り、
奇妙なフレーズを繰り出す様は未だ印象深い。
ミック・カーンを追悼して。
そういえば、今は無きHMV新潟店のオープニング・イベントにも
来てくれたんだった。
2度目のジャパン来日公演で新潟県民会館に来た時に見に行った。
回りは殆ど女性ばっかりだったのを思い出す。
mick karn/sensitive
12'(1982)

ソロ・デビュー・シングルの12'盤はリミックス・ヴァージョンらしいが
よく違いが判らない。ベース音がやたら大きいミックス。
midge ure & mick karn/after a fasion
12'(1983)
ウルトラヴォックスのミッジとの共演。
良くも悪くも当時のニュー・ウェイブ色強し。
rain tree crow/red earth
album-rain tree crow(1991)
実質的再結成ジャパンの、結果一作で終わったプロジェクトより。
より穏やかに陰鬱になったジャパンの印象。
シルヴィアンのその後の作風を思わせるところも。
仲違いが無ければこれも続いたのかなあと。残念。
the d.e.p/mr. no problem
album-地球的病気-We are the d.e.p-(2001)
佐久間正英、屋敷豪太、土屋昌巳、ミック・カーン、ビビアン・スーによる
スーパーユニット。
意外と躍動感溢れるバンド・サウンドで攻めてくれる。
japan/visions of china
album-tin drum(1981)
アジアを強く意識したオリエンタルなサウンド・アプローチで、
よりリズムを重視したこのアルバムは当時衝撃だった。
ミックの変態的ベース・フレーズ大爆発。
japan/...rhodesia
album-obscure alternatives(1978)
初期の頃はシルヴィアンの歌い方もざらついた感じが有って、
ブラック・ミュージックの影響も強かった。
これはレゲエのリズムを取り入れたもの。
jah wobble/invaders of the heart
12'(1983)
個人的にはミックと並び評しているベーシストの一人。
スタイルは違えど、音でその人と判る個性的なプレイヤー。
ジャパンの初期を除けば、ミックのベースは、聞くとそれと判る
個性的なものだった。フレットレス・ベースを操り、
奇妙なフレーズを繰り出す様は未だ印象深い。
1/11 on air list 「床から一掴み・シド・バレット他」
最近買ったもの、聞いたものの中から、気に入ったものを
チョイスして流す恒例企画「床(ゆか)から一掴み」
加藤りま/i know your lies
k7-rima kato(2010)

10/24の正福寺イベントで購入。50本限定。
女性2人のフォーク・ユニット、ストロウズ解散後ブランクを経て
ソロ活動開始。そしてその血筋は、元・村八分の加藤義明の娘。
ストロウズをもっと儚くロウ・ファイにした淡いアシッド・フォーク。
ferial confine/the frying fish
album-first,second and third drop(2008)

アンドリュー・チョークの過去のユニットで、現在のアンビエント色は無く、
ざらついたノイズ作品。久しぶりにフェリアルを聞いたのだが、
昔より面白く感じた。このギザギザ感は逆に新鮮に聞こえる。
syd barrett/rhamadan
album-an introduction to syd barrett bonus download mp3(2010 rec.1968)
2010年にリミックスしなおされたものを含むベスト盤だが、
購入者特典でダウンロードできるこの曲が重要。
公式には発表されてなかった20分のインスト・ナンバー。
徐々に外堀は埋まってきたぞ。トゥインクよ、さぁスターズ音源を差し出すのだw
the monkees/circle sky(mono mix)
album-head deluxe edition(2010 rec.1969)
サイケ・ファンにも評判の高い映画のサントラ盤の拡大盤。
未発表曲をふんだんに盛り込んだCD3枚&7'
ワーナーミュージックダイレクトからは日本語解説付。
高橋照幸/第五氷河期(live 1970)
album-VA/1970フォーク・ジャンボリー(1998)
第二回全日本フォーク・ジャンボリーの記録映画が
昨年ようやくDVD化。それを見てたらこのURCアーカイブ集を
思い出した。休みの国の映像は残ってないのかなぁ?
あと第一回のジャックスの音源とかも。
zeitkratzer/scapegoat
album-whitehouse electronics(2010)
英ノイズ、ホワイトハウスの曲を生楽器で再現。
ルー・リードのメタル・マシンもやった事のある演奏集団だが、結構の再現(w)。
チョイスして流す恒例企画「床(ゆか)から一掴み」
加藤りま/i know your lies
k7-rima kato(2010)

10/24の正福寺イベントで購入。50本限定。
女性2人のフォーク・ユニット、ストロウズ解散後ブランクを経て
ソロ活動開始。そしてその血筋は、元・村八分の加藤義明の娘。
ストロウズをもっと儚くロウ・ファイにした淡いアシッド・フォーク。
ferial confine/the frying fish
album-first,second and third drop(2008)

アンドリュー・チョークの過去のユニットで、現在のアンビエント色は無く、
ざらついたノイズ作品。久しぶりにフェリアルを聞いたのだが、
昔より面白く感じた。このギザギザ感は逆に新鮮に聞こえる。
syd barrett/rhamadan
album-an introduction to syd barrett bonus download mp3(2010 rec.1968)
2010年にリミックスしなおされたものを含むベスト盤だが、
購入者特典でダウンロードできるこの曲が重要。
公式には発表されてなかった20分のインスト・ナンバー。
徐々に外堀は埋まってきたぞ。トゥインクよ、さぁスターズ音源を差し出すのだw
the monkees/circle sky(mono mix)
album-head deluxe edition(2010 rec.1969)
![]() 【当店限定】THE MONKEES モンキーズ / HEAD DELUX EDITION ヘッド~デラックス・エデイション... |
サイケ・ファンにも評判の高い映画のサントラ盤の拡大盤。
未発表曲をふんだんに盛り込んだCD3枚&7'
ワーナーミュージックダイレクトからは日本語解説付。
高橋照幸/第五氷河期(live 1970)
album-VA/1970フォーク・ジャンボリー(1998)
第二回全日本フォーク・ジャンボリーの記録映画が
昨年ようやくDVD化。それを見てたらこのURCアーカイブ集を
思い出した。休みの国の映像は残ってないのかなぁ?
あと第一回のジャックスの音源とかも。
zeitkratzer/scapegoat
album-whitehouse electronics(2010)
英ノイズ、ホワイトハウスの曲を生楽器で再現。
ルー・リードのメタル・マシンもやった事のある演奏集団だが、結構の再現(w)。
ミック・カーン
昨年自ら肺ガンを公表していた元・ジャパンのミック・カーンが、
1月4日にロンドンの自宅で亡くなった。享年52歳。
ジャパンを熱心に聴いてた時は、まだ圧倒的に女性ファンが多かった時期。
1980年に新潟県民会館で見たジャパンは、初めて見た海外アーティストだった。
ペンギンみたいにトコトコ歩きながらフレットレスベースを操り、
変態的なフレーズを奏でるミックの姿は異様で衝撃だった。
今は無き新潟HMV開店イベントで新潟の地を再び踏んでくれた。
出会いから今まで常に気になるベーシストだった。
今も何度も聞き返す12'はこれ。
リードボーカルも披露し、やけにベースの音量が大きいミックス。

病魔との辛く苦しい戦いだったのだろう。
お疲れさま。さようなら。ありがとう。
1月4日にロンドンの自宅で亡くなった。享年52歳。
ジャパンを熱心に聴いてた時は、まだ圧倒的に女性ファンが多かった時期。
1980年に新潟県民会館で見たジャパンは、初めて見た海外アーティストだった。
ペンギンみたいにトコトコ歩きながらフレットレスベースを操り、
変態的なフレーズを奏でるミックの姿は異様で衝撃だった。
今は無き新潟HMV開店イベントで新潟の地を再び踏んでくれた。
出会いから今まで常に気になるベーシストだった。
今も何度も聞き返す12'はこれ。
リードボーカルも披露し、やけにベースの音量が大きいミックス。

病魔との辛く苦しい戦いだったのだろう。
お疲れさま。さようなら。ありがとう。