12/28 on air list 「MFO的今年のベストアルバム(新譜)と今年の収穫」

毎年恒例、MFO的今年のベストアルバムの発表。
今週は新譜部門と、今年の収穫モノ。

新譜部門(順不同)

浜田真理子/うたかた

正確には2009年末リリース。セルフ・プロデュースによる、シンプルな歌に徹した原点回帰な作。
スローな曲が多いので、自分としてはテンポ・アップなものももっと聴きたい。
2011年は新潟公演も控えてるらしい。期待してます。

タバタミツル/ルシファー
国内盤としては初のソロ作で、「うた」を全面に押し出した作品。
昔のレニングラード時代には鬼気迫るボーカルが、ここでは飄々とした
ユーモラスな歌になっているが、サイケデリックなギターも加え、
夢の中の世界みたいに感じられた。

割礼/星を見る

あのヘヴィー&ダークな割礼が帰ってきた。再結成後の色彩のある広がって行くような
曲も好きだが、これは自分の原点の割礼に近い。


山本精一/プレイグラウンド

「羅針盤」に近い雰囲気も感じられる、「うた」を聞かせてくれるソロ作。


フュー/ファイブ・フィンガー・ディスカウント

全曲カバー作。ぶっきらぼうで突き放すかのようなボーカルスタイルと
思われがちだが、本来の曲の持っているものと違う情景を見せてくれる「うた」が
すばらしい。
歌心溢れる作品は結構リリースしている。「songs」「秘密のナイフ」「幸せのすみか」などなど。


ゆらゆら帝国/LIVE 2005-2009

3人なのに音が分厚い。解散残念。
昔、キャプテン・トリップからゆら帝LIVEリリースを松谷さんから聞いた時、
「好きだけど売れないよー。大丈夫?」って言った事が有るw

OVAL/O(analog)

プリペアド・ギター(?)が案外アンビエントに聞こえてしまう、
以前のスタイルからは意外な10年振りの新作。
marsfield/three sunsets over marsfield(analog)


今年の収穫モノ
A-MUSIK/エクイロジュ(LP)
よーやく入手。当時はリリース遅れで結局きっかけがつかめず。

the knack/pay the davil(orig 7')
完全に落ち目の頃にリリースされたシングル。
当時全く売れなかったもの。

MC5/high time(dj copy mono)
市販では存在しないモノラル・ミックス盤。やったー。


番組内では各アルバムより抜粋して曲をオンエアー。
フルで流したのは下記2曲。

タバタミツル/月の石
フュー/青年は荒野を目指す
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12/21 on air list 「ビーフハート・他」

前半は、追悼・キャプテン・ビーフハート特集。

隊長の音楽に出合ったのはザッパと同時期だったと思う。
最初に買った「鱒仮面」は正直判らなかった。
「鏡男」でのサイケ・ブルースでうちのめされ、
引き攣るような捩れまくったリズムのデルタ・ブルースに
徐々にはまり、その後は未だ社会復帰出来ずといった所。
画家となった以降も、無理とは知りつつも音楽活動復帰に
わずかな期待をしていたがそれも叶わぬ事となった。
追悼。

captain beefheart & his magic band/diddy wah diddy
7'(1966)(album-legendary A&M sessions(1984))

A&Mからのデビュー・シングル。
結構ストレートなブルースで、隊長の毒気は薄い。


captain beefheart & his magic band/abba zaba
album-safe as milk(1967)

変形し始めた1stアルバムからの曲。
まだ比較的判り易い曲が多く、とっつきやすい作品。


captain beefheart & the magic band/lick my decals off,baby
album-lick my decals off,baby(1970)

「鱒仮面」の流れを引き継いだ作品。LP1枚にコンパクトにまとめたせいか、
「鱒」よりはいっぺんに聴きとおせる。


captain beefheart & the magic band/upon the my-o-may(live 1974)
album-live in london-drury lane '74(2006)

マジック・バンドに去られ、急遽ツアー用にかき集められたバンドの演奏は、
変に小洒落ていて隊長の歌と剥離してしまっている。
自虐的な意味で、その不自然さを楽しめる人向け(俺w)。


captain beefheart & the magic band/bat chain puller(live 1978)
album-i'm going to do what i wanna do(live at my father's place 1978)
このゲッツンバッタンな演奏が無きゃ隊長の歌も面白くない。
前曲と比較するとよく判る。隊長&魔法楽団があってこその、
「ビーフハート」の音楽である事を実感する。



後半は「床から一掴み」

grouper/disengaged
heavy water-i'd rather be sleeping
album-dragging a dead deer up a hill(2008)

今年10月、正福寺でみた女性アーティストの作品。
終始モヤがかかったかのようなSEの更に彼方で歌が聞こえるアシッド感は、
CDでも充分楽しめた。
ドローンよかアシッド・フォークですね。これ。

moebius & neumeier/jegong
album-zero set Ⅱ(2007)

名作「ゼロ・セット」の続編。当然コニー・プランクは居ない訳だが。
ダンス・ミュージックの部分が薄くなり、リズムの細分化により
ポリリズムみたいなものが協調され、さながらエレクトリックワールド・ミュージック。


vanishing kids/death disco
album-VA/tribute:a tribute to public image limited(2005)

昨年再結成され、トホホな姿を見せてくれたPILのトリヴュート盤より。
本家より生きが良くて面白く聞ける皮肉。
ポップ・グループもそういやトホホな再結成振りだったなぁ。残念。

don van vliet

キャプテン・ビーフハートこと、ドン・ヴァン・ヴリートが、
12/17多発性硬化症の合併症で逝去。享年69歳。
セールス的には成功しなかったが、ロック界に多大な影響を与えたのは間違いない。

1982年のアルバム「烏と案山子とアイスクリーム」以降は音楽界を退き、
画家として活動をしていた。
それでも、いつか、もしかして、再び音楽に戻るのではという淡い期待は
これで永久に無くなった。

ザッパのプロデュースの「鱒仮面の複製」がやはり有名だが、
最初にこれに触れた時は、実は全く面白いとは思えなかった。
その後、偶然「鏡男」の長尺なサイケ・ブルースに出会い、
咆哮する牛胸隊長の音楽に徐々に魅せられて行く。
ブルースを誇大解釈したサウンドを基に「自由」な音楽を展開していく。
しかし、レコード会社との確執、バンドメンバーの離反など、
様々な軋轢を経て、結果音楽界から去ることになる訳だが、
その後の多くの関係者証言から見ると、搾取とか裏切りとかでなくて
本当は自業自得だったんだなぁとしか言い様が無いのだが
そんな面倒くさい人間性(苦笑)も含めてやっぱり惹かれてしまう。
まぁ、ザッパがあれほど隊長の音楽を支援しながらも、結局袂を分つなど
その愛憎相反する様が、逆にその音楽の魅力を引き立たせている気がする。

「美は乱調にあり」「牛乳のように安全」「輝く獣」そして数々の海賊盤。
あらゆるものを求め、聞き、手に入れ、そうして遠回りになったが
最後に「鱒仮面の複製」に再び辿り着く。

「鏡男」はこのエドセルからの再発盤(写真)で聞いたのが最初。
「鱒仮面」で挫折したのに何故これを手にしたのかは記憶には無い。

そして何度も、隊長と魔法楽団のレコードやCDを再生し、聞いてきた。
この後もまた何度も繰り返す事だろう。
隊長のサインの入った画集が手元にある。
サインを入れる際に恐らく筆圧が強すぎたのだろう、
紙からはみ出してしかも紙はクシャクシャになっていた。
苦笑しつつも、隊長らしい字が踊っていた。

合唱。


mirrorman_edsel_front.jpg

12/14 on air list 「ジャックス・村八分・他」

日本ロック黎明期の特集を締め忘れてたので、4回目で締め。
NHKの番組では最重要グループの幾つかが意図的に削除されていたので
(バンド名や歌詞内容だと思う)こっちで補完してみた。

ジャックス/Dm4-50
album-腹貸し女(1986)

若松孝二監督のピンク映画「腹貸し女」のサントラ用に録られたもの。
1986年のソリッドが「リアリゼイション」のタイトルで、300枚限定のLPで
リリースされたものが最初。その後編集や未収録曲を追加したりで何度か再発。
「ジャックスの奇跡」に収録のものとは全く質感が異なり、こちらのテイクの方が
早川ボーカル、水橋ギターで有る事もそうだが、サイケデリック・ブルースな
曲調がすんばらしい。ただ、ベースのチューニングが合っていないw


村八分/くたびれて
album-草臥れて(1991)

初期の村八分の姿を記録したスタジオ録音盤。
ストーンズを下敷きにしながらも、チャー坊の独特の言い回しの歌詞と歌い方、
フジオの刻むギターリフは、カッコ良いの一言。
町で彼らに出会ったら間違いなくぶん殴られそうなヤバイ雰囲気をもった
そんな危険な匂いのするバンドが居なくなった昨今。

裸のラリーズ/記憶は遠い
album-live '77(1991)
説明不要。日本ロックを語る上では必要不可欠。
何故ラリーズを取り上げなかったのか、NHK???????

休みの国/悪魔巣取金愚(live)
album-va/ニュー・ロックの夜明け URC編(1998)
ニュー・ロックの夜明け URC
ジャックスと並び称される幻のバンド、ってよく言われるがれっきとした現役。
カイゾクこと高橋照幸の歌詞のユニークさは現在においても稀有なもの。
乾いた質感、アイロニー、映画の一部を思わせる絵画的な表現などなど。
飄々としながらも懐に大きな愛が垣間見れるものなど。
過去ほぼ全作品がCDされるも現在入手困難。この状態は実に遺憾であると思う。



頭脳警察/ふざけるんじゃねえよ(live)
album-頭脳警察LIVE!(1990)

12/7 on air list 「ザッパ、レノン」

1993/12/4 フランク・ザッパ没
1980/12/8 ジョン・レノン没

この時期は、ロック界に多大なる影響を与えた
2人のアーティストに敬意を表して、毎年特集を組んでいる。
ジョンに関しては例年通り、ヨーコと組んだ曲や
メインを外れたものを中心に選曲。


frank zappa/chunga's revenge
album-chunga's revenge(1970)

「ロック」している曲が多く、結構お気に入りの一枚。
タイトル・ナンバーも案外直球。


frank zappa/black napkins
album-zoot allures(1976)

唯一の来日公演の演奏を収録したもの。ジャケに日本語が出てきたりと
日本のファンにとっては恐らく思い入れのあるLP。
テリー・ボジオ(元・ザ・ナックw)が参加。


frank zappa/zoot allures
album-dose humor belong in music?(1986)

入門編としても最適なライブ盤。ギターもふんだんに堪能できるし。
当時はまだLP時代なれど、CDオンリーでのリリース。


the plastic ono band/don't worry kyoko(mummy's only looking foe her hand in the snow)
album-live peace in toronto 1969(1969)

ジョンの、たしかビートルズ解散後初の人前でのライブだったはず。
違ったらすみません。
A面はオーソドックスなR&Rスタイルなれど、ヨーコの叫びが入るB面は
様相が一変。会場も不穏な空気の様。自分はB面の方が好きなので。

plastic ono band/remember love
7'-give peace a chance side b(1969)

シンプルなジョンのギターをバックに穏やかな情感で歌われるヨーコの歌。
こういったものは見逃されがち。


the beatles/revolution 9
album-the beatles(white album)(1968)

「ホワイト・アルバム」収録のコラージュ作品。
カットアップ、コラージュの手法が一般的に知れ渡った記念すべき曲(多分w)。
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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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