11/30 on air list 「坂本・深町純・TG」

11/20長岡市立劇場に、坂本龍一&大貫妙子のライブを見に行った。
「utau」と題された、大貫の「歌」を主にしたライブ。
情感がこもって無いかの様な歌い方の大貫の歌は、
逆に様々な情景を淡々と同時に色彩鮮やかにも見せてくれて圧巻。
ただ途中の坂本のピアノ小曲が、ちと退屈で...。

一番の拍手はアンコールでの「戦場のメリークリスマス」。
まぁ一番知られてる曲なので、それは当然なのだが。

リュウイチ・サカモト&デヴィッド・シルビアン/禁じられた色彩
7'(1983)

大貫&坂本のライブでの演奏された「戦メリ」に、シルビアンが詩とメロディーを
乗っけたもの。大貫&坂本ライブのコンセプトにもあった、坂本の既存曲に
大貫が詩とメロディーを付けるといったものにも通じるかと。こじつけですがw


深町純/お前
album-ある若者の肖像(1971)

残念な逝去のニュース。ロック黎明期をささえたミュージシャンの一人。
深町さんの名を最初に意識したのはジャックスの2ndでだった。
キーボード奏者のイメージだがこのデビューアルバムでは、
「歌手」としてソフト・ロックを展開。


throbbing gristle/vow of silence
album-part two the endless not(2007)

ピーター・クリストファーソンの逝去の報も驚いた。
ジェネシスの離脱に加え、ピーター死でTGの再活動は閉ざされた。
これは再結成後のスタジオアルバムより。

coil/solar lodge
album-scatology(1984)

ピーターの参加したユニットCOIL。
追悼。

ゆらゆら帝国/つぎの夜へ(live 2007)
album-yura yura teikoku live 2005-2009(2010)

今年、突然の解散宣言。
その活動に終止符を打ったゆら帝の過去のライブ編集盤。
3人だけの演奏なれど音は分厚い。
映像集も12月に出る。買う。
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11/23 on air list 「ニッポンのロック40年 part.3」

日本ロック黎明期、3週目に突入。
今週はブルース、カントリー、米南部とかを目指した
サウンドを作っていたアーティストを。

実は、日本人のやるブルースは好みではなかったりする。
関西で起こったブルース・シーンはしっくりこなかった。
ただこの黎明期の彼らは、情報の内なか試行錯誤の末、
奇妙なねじれをもった音に変形して、サイケデリックを
感じさせてくれるものが多い。
要するに型から大きくはみ出しまくっていたのだと思う。


パワー・ハウス/バック・イン・ザ・U.S.S.R.
album-ブルースの新星-パワー・ハウス登場(1969)

ビートルズのカバーだが、原曲のテイスト皆無w
本格的なブルースを目指していた実力派と言われていたが、
今聞くと「時代性」に取り残された感もある。


陳信輝/requiem of confusion
album-shinki chen(1971)

パワー・ハウスのギタリストのソロ作。
ブルースをベースにしつつ、サイケデリックな感触が漂う。
ジュリアン・コープはこれ嫌いみたいだが。


DEW/傷ついて(live 1971.8.7 第3回フォークジャンボリー)
album-dew/布谷文夫 live(1989)

ブルース・クリエーション時代にはまだ抑え気味だった、
布谷の狂気を孕んだ咆哮が爆裂。
はっぴいえんどに通ずる様な曲も含むが、ブルース云々とかの評は
もはや不要の存在感。短命で終わったのが惜しまれる。


乱魔堂/前へ上へ(live 1971.8.9 第3回フォークジャンボリー)
album-1971 summer(1989)

スタジオ作ではカントリー・ロックやポップなサウンドだったが、
本来の荒々しい姿がこのライブ作で聴ける。


ブルース・クリエイション/悪い夢(live 1970.8.15 日比谷野外音楽堂)
album-in the beginnings(2005)

第二期ブルース・クリエーションの発掘音源集。
まだ荒いハード・ロックをやってた頃の曲。ボーカルの英語はちと怪しいが。
1980年代の小洒落たシティー・ポップになったのは、自分の中では無かった事に。


瀬川洋/ピエロ
album-ピエロ(1972)

元・ダイナマイツのリーダーのソロ作より。
サザン・ロック、カントリー・ロックを基にして、日本の風土を歌詞に取り込んだ歌も
後に評価された。
というか、この頃のロックって大概その当時は評価させず終いなものが殆ど。


葡萄畑/ばら色の黄昏時
album-葡萄畑(1974)

「恐怖のこまわり君」でのコミック・バンド的なイメージも強いが、
当初はカントリー、米南部の要素を持った音楽を演奏するバンドだった。
このユルユル感は初期ブリンズリーなんかに通じるかも。

11/16 on air list 「ニッポンのロック40年 part.2」

先週日本ロック黎明期の曲を一部選んでオンエアーしたのだが、
どうも1週で収まりがつかず、今週も引き続き。
比較的プログレッシブやハード・ロックなアーティストのものを。

四人囃子/おまつり(1973 コロンビア・スタジオ・デモ)
album-from the vaults 2(2008)

日本プログレの代表的バンド。
アーカイブ・シリーズの2作目は、初期に集中した発掘音源集。
1stに入っていたこの曲は、デモの段階でもう殆ど完成させていた様だ。
叙情的なフレーズを多く含んだ「一触即発」の頃が好きな人にはお宝作。
ディスクユニオンで購入すると、一箇所空欄になっていた
CDトレイに入れられると思しき特典CDが付属した。共犯ですね、これ。


コスモス・ファクトリー/神話
album-トランシルヴァニアの古城(1973)



柳田ヒロ/running shirts long
album-ミルク・タイム(1970)
黎明期を支えたキーボード奏者のソロ作。
元・エイプリル・フール。
その後フォークにいったりフュージョン色の強い音になったりしたが
ハード・ロックな雰囲気をもった割れた爆音オルガンの
このアルバムがやっぱり好きだ。


フード・ブレイン/ザット・ウィル・ドゥ
album-晩餐(1970)

上記のアルバムと兄弟のようなもの。メンバーも重複してるし。
どちらも必聴。


ストロベリー・パス/woman called yellow "Z"
album-大烏が地球にやってきた日(1971)

故・成毛茂と角田ヒロのユニットによるハード・ロックアルバム。
この曲の意味は「お●●こ、やろうぜ」の英語発音を当てたものw
この後、フライド・エッグになっていくが、柳ジョージをベースに迎えての
「ジプシー・アイズ」として本当やりたかったらしいが、契約の関係でボツに。
このアルバムに収録されているが、角田ヒロの名作「メリー・ジェーン」は
実はストロベリー・パス名義がホント。

11/9 on air list 「ニッポンのロック40年」

NHK BS2で、「ロックの誕生-ニッポンロック40年」という番組が
6回に渡って放送されている。
黎明期の頃の貴重な映像や証言を期待したのだが、
目だった発見などは余り無かった。

40年と言う事は、GS(グループ・サウンズ)崩壊後を起点としているのだろうか。
確かに黎明期を支えたバンドにはGSから移行してきた人物が多い。
ただGSは、海外ロックを手本とはしているが、日本の芸能界の中で突然変異した、
jazzとかソウルとかといった1個のジャンルなのだったと思う。

GS時代に芸能界の中で歪められた怨念を晴らすが如く、
残党たちは編纂し直し、活動を続けていく。
しかし海外にお手本はいるが圧倒的に情報は少ない。
国内には其の先駆者は居ないがための、様々な誤解、曲解、誇大解釈、
多くの事項が奇跡的に混ざり合って形成されたのが
黎明期における、今現在に語り継がれてるバンドやアーティストだったのかと。
型破り、反則なんでもあり。今でも充分魅力的な音たち。


フラワー・トラベリン・バンド/satori part II
album-satori(1971)

FTBの1stは習作として捉えているが、この実質1st「サトリ」は聞き始めの頃、
東洋的音階や要素を取り入れた「対海外」的なあざとさや色物な感想を持った。
ようするに海外に対して「媚びて」いると思ってしまったのだ。
しかし、例えば海外で南部、カントリー、トラッドを取り入れてるものはどうなのかと。
日本で海外のそれを用いるのは良くて、東洋的なものはダメというのはおかしい。
時を経るにつれ、特にワールド・ミュージックの分野を聞くようになってからは、
自国圏の音楽要素を敢えて排除しようとした自分の浅はかな考えを恥じた。

フラワー・トラベリン・バンド/map
7'(1971)
当時、日本のロックは英語で歌うべきか日本語かなどと言う論争があった。
で、英語派の先鋒として考えられてたFTBはしっかりこの曲で日本語で歌ってる。
おそらく、ミュージシャン自身はそんな分けては思っていなかったのかも。


ファー・イースト・ファミリー・バンド/nipponjin
album-nipponjin(1976)

前身の「ファー・ラウト」時代より東洋的思想を追求し、FEFBでは更にそれを進化させた。
後にヒーリング・ミュージックの大家となる故・宮下フミオ、シンセ奏者の喜太郎らが
参加した。

ブルース・クリエイション/i can't keep from crying
album-ブルース・クリエイション(1969)

ブルース・ロックのカバーだけであるが、布谷文夫の後の大咆哮を予感させる
変形した唸り声の発芽が聞き取れる。


頭脳警察/銃をとれ!
album-セカンド(1972)
音楽に興味を持ち始めた頃、ZKのLPはまだ普通に石丸電気で買えた。
発禁モノを除いて、一時全部揃え聞きまくっていた。
この曲を代表とする、パンク元祖とか政治的や過激なイメージが未だ強いが、
センチメンタルな佳曲も結構ある。

11/2 on air list 「沼@新潟正福寺」

今週前半は、10/24に新潟市正福寺で行われたイベント、
「沼」に出演したアーティストの関連曲をいくつか。

当日のイベントは当初全編ドローン・サウンドになると起案されたが、
結果、思った以上にカラフルかつバラエティな音が溢れるイベントとなった。
anti musicとしては今後暫く企画を停止するとのこと。

minoru sato + asuna/song for two
album-one as two(2010 rec.2004)
one as two

リード・オルガンの音をガラス管で増幅、共鳴させ
強烈なドローン・サウンドを発信していた。
以前、同所で同じような内容のライブを見たが、今回は更にパワーアップ。
同内容の演奏を納めたクリアヴィニール200枚限定LPから

sun circle/from the tour tape for the fall 2009 west coast tour(edit)
album-tapes(2010)
sun circle
当日は2台のスティール・ギター(?)らしきものを、
スティックでひたすら同じリズムで叩き続ける。
時折叩くところを変えると音階が上下するが、ひたすら反復。
トランス感溢れる、高速ガムランを聞いてるかのよう。
この曲は会場で売られていたCDより。過去のテープ作やライブ音源を編集。
こちらはドローン・サウンド満載。

ボルゾイ/ロンサム・パイロット
album-ロンサム・パイロット(2000)
トップ・バッターのしばんこ!は、おにんこ(突段ダンサーズ)と
鳥取のトリ・レーベルからのリリースでも知られるボルゾイのサウンドメーカー、
シバタとの合体ユニット。ゆるゆるスカスカな演奏と歌に奇妙な電子音が絡む。
この曲は、そのシバタのユニット「ボルゾイ」の2000年のアルバムより。
宅録のチープな音質とメロディーのポップさが奇妙に合っている。


当日の他の演奏者は、
Grouper:演奏もSEも歌も終始モヤモヤ。くぐもった歌とギター。
深い霧の中の遠くで鳴っているような音が印象に残った。
Ben Vida:音の断片が前後左右に立ち現れては動いていく。
DIESEL GUITAR:ハーシュな音作りが強く出ていて、音量的には少し物足りない感じだが。
福島諭:今まで聞いた中では一番音が煌いていた。クラシカルな雰囲気と叙情性と
エレクトロニクスが見事に合致した素晴らしい演奏。

以上、簡単な感想です。

後半、少し尺が余ったので(笑)ハードコアを
グール/intro~gate of black child
EP-jerusalm(1985)
故・マサミの率いたハードコア・パンク・バンド。
中期はメタル色が強くでたサウンドだった。

andrew chalk/ghost of nakhodka
album-ghost of nakhodka(2010)
ナホトカ
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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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