8/31 on air list 「大里俊晴」

新潟の音楽ファンなら一度は耳にした事が有るであろう「大里俊晴」。
今は伝説となってしまってる、「ガセネタ」「タコ」でプレイし、
アンダーグランド・シーンでは残された音源は少ないながらも
強烈な印象を残している。

残念ながら2009年に逝去されたが、彼を追悼する文書を変遷した文集、
「役立たずの彼方に」が先日出版された。
役立たず


大里俊晴追悼文集「役立たずの彼方に」ブログ
http://d.hatena.ne.jp/officeosato/
新潟市内での発売店「she ye ye]
http://www.sheyeye.com/?pid=22612520

今週はその大里俊晴の残された少ない音源から特集を。
尺が足りなかったので、後半は関係する曲をリレーテッドとして紹介。

タコ/live at hosei university gakkan hall nov.22,1982 tk.1
album-セカンド(live)(1983)
工藤冬里抜けた後の編成によるライブ。
インプロ主体のフリーミュージック。呪いの様な山崎春美の歌が、
実にダウナーな気分にさせる。


タコ/鵺(vo.大里俊晴)
album-タコ(1982)
大里さんがボーカルをとる珍しい曲。
タコ関係者一堂を集めて作られた、タコの1stアルバムと言うよりは
オムニバスアルバムの様相。多彩なゲスト陣がクレジットを飾るが、
差別的歌詞のが問題となり発売後様々なトラブルが発生。
一度CD化されたが、現在は廃盤。


山崎春美・大里俊晴・他/no title
album-va/愛欲人民十時劇場(1980)
吉祥寺マイナーで夜な夜な行われたフリー、アバンギャルドのイベントの
ライブ音源ではないが、記念盤的作品。
ホントに悪い意味でのデタラメ、反芸術がここに詰められていた。


ガセネタ/父ちゃんのポーが聞こえる
album-sooner or later(1993)

凶悪な音の塊。ハードコアパンクの元祖。
しかしハードコアが鋭利な刃物を突きつけるイメージなら、
コレはでかく重い塊を頭から落下させられた印象。
悪意と狂気の音塊。


スターリン/ロマンチスト
album-ストップ・ジャップ《ネイキッド》(2007)

ガセネタで一時ドラムを叩いていたのが、後にスターリンに加入する、乾純その人。
これはメジャー1st収録の、レコ倫で歌詞を修正される前のもの。


ハイ・ライズ/induced depression
album-high rise Ⅱ(CD only track)(1993)
タコの1stにも参加していた成田宗弘の、代表的バンド。
正にサイケデリック・スピード・フリーク。PSFはこの頭文字から。
ガセネタの浜野純、成田宗弘、栗原道夫。
マイ・フェイバリット・ギタリスト。
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8/24 on air list 「電子雑音」

一年に数回はこういった曲ばかり流したりと、
通常ラジオでは起こり得ない事態をやらかしたりします。
1時間で4曲。全部、電子音楽orエキスペリメンタル。
まぁ、NHK FMの現音特集も同様だから良いか。

mimiz/20080923 ogaki
album-layered session(2010)
mimiz.jpg
フクシマサトシ、スズキヨシヒサ、トビタニケンスケによるユニットの最新作。
即興演奏のエレクトロニクス、ギターなどの音をその場でPCで加工、再構築していく。
その過去のライブ2回の演奏を収録したもの。
ウチのプレーヤーでは過剰なパルス音のせいか、音トビがして途中で無音になるというw


ディーゼル・ギター/recoeded live at kouki ji temple no.1,osaka jun 2000
album-stream of lights(2002)
新作が待たれる能勢山陽生のソロ・プロジェクト。空間を埋め尽くす粒子の群れ。


永井清治/1999/03/21 part.2
album-電子即興雑音1999(1999)
元・タージマハル旅行団のメンバーによる、タイトル通りの即興エレクトロニクス。

xenakis/bohor(1962)
album-electronic music(1997)

現代音楽の作曲家だが、当然自分はロック経由で入っていった。

8/17 on air list 「夏」

今年の夏は異様に暑い。
暑い事を考えたくなくて、夏に関連する曲の特集を見送ってきたが、
やっぱり一回はやっておかなくてはと思い返し、今週は「夏」について。

richard wright/summer elegy
album-wet dream(1978)

ピンク・フロイドのメンバーのソロ作。残念ながら2008年に逝去している。
ギルモアやウォータースに比べ圧倒的に知名度の低い作品だが、
清涼感も感じられる穏やかな曲調で以外に佳作。
上記リンクは画像表示の為。こんな高い値段で買ってはダメw


布谷文夫/夏バテ
album-悲しき夏バテ(1973)

ナチュラル・ボーン・ファズ・ボイスが大瀧詠一と組んだソロより。
DEWやブルース・クリエーションでのあの破天荒なヴォーカルが好きだったので、
最初このアメリカ南部サウンドは嫌いだった。
のちに自身の音楽趣向が変化し再度聞きなおして惚れ直した。


花電車/summer-speed
album-ナーコティック・ギター(1996)
ボアダムスのベース、ヒラの組んでいたバンドのメジャー作。
このアルバムは架空のサウンド・トラック集との事で、
インスト中心の抽象的な曲ばかりで、初期のヘビー&ハード・ロックを
期待してはいけない。これはこれでダウナー系サイケで良いんだけど。


ヒカシュー/炎天下
album-1978(1996)

1980年代初頭にテクノ御三家(YMOは別格)のひとつに挙げられた。
演劇的な要素や、シニカルな笑いを盛り込んだ曲が好きだった。
これはデヴュー以前のデモをCD化したもの。
こんな炎天下では、そら思考もおかしくなるわなw

ホワイト・ヘヴン/正午の庭(midsummer stroll)
album-next to nothing(1994)
曲調がジャズぽい展開を見せてた頃のアルバムより。
リリース当初は、以前のガレージ・サイケと大きく隔たった内容に
結構、酷評されてた記憶がある。今?そら言うまでもないでしょう。
CDに曲をプラスしたアナログ盤も250枚限定で出ていた。


blue cheer/summertime blues
album-vincebus eruptum(1968)
まぁ、暑苦しい夏を助長するっていったら、このドッタンバッタンリズムの
これでしょう。数年間リリースされた紙ジャケは既に完売。
ジャケのエンボス加工も再現した、良い再発だった。
近年、モノ・ヴァージョンのLP再発もなされた。


merrell fankhauser/hot night in louisville
album-goin' buck to delta(2000)
名作ソフト・サイケ作「マウイ」でも知られるファンクハウザーの、
タイトル通りブルース、R&Bのルーツ的サウンドで演奏している。

8/10 on air list 「原爆」

8/6広島 8/9長崎。新潟もその候補にも挙がっていたという。
唯一の被爆国、日本。
核縮小の流れは未だ大きなもの変わって居ない。
多くの事を考えつつ、音楽の世界で歌われた「原爆」の曲を特集。

白竜/グラウンドZERO
album-サード(1982)
タイトルは「爆心地」の意味。
白竜は近年は俳優としての顔が強いが、かつては日本有数のヴォーカリストだった。
暗喩を避けストレートな描写の歌詞に息を呑む。未CD化。


あぶらだこ/原爆
ソノシート(1983)

今の変拍子爆発、難解・理解不能な歌詞炸裂な、今のスタイルとは異なり、
初期はコミカルな中に真摯かつ皮肉こ込めた視点が曲にあった。
これは、シリアスなメッセージを含んだスローテンポのナンバー。


discharge/a look at tomorrow
12'-why?(1981)

当時のハードコアパンクは、世界的な時勢もあり反核、反戦のスローガンを大小なり
持っていた様に思う。そしてそれに関する多くの作品も残されている。
そんな代表的グループの正に反戦をテーマにした名作12'より。


can/mushroom
album-tago mago(1971)

マッシュルームとは、原爆投下時のキノコ雲を意味する。
ドイツ人と日本人が共にこの曲を演奏する事の意義を深く考えてしまう。


GISM/原水禁(AAHB)
album-VA/outsider(1982)
未だ未CD化の作品。日本ハードコアの代表的バンドのライブ音源が多く収録されている。
タイトルはそのものズバリで捻りは無いが、性急な音塊は迫力が有るが
曲としては成立してないくらい混沌としている。


ザ・ニューエスト・モデル/nuclear race or human race
12'-senseless chatter & senseless fists(1987)
現・ソウル・フラワー・ユニオンの、「ソウル・パンク」を謳ってた頃の、
ストレートなパンク・サウンド。
暗喩、比喩、言換えなどの歌詞は一見、何を歌ってるのか理解しがたい部分が
多かったと当時は思った。


ultravox!/hiroshima mon amour
album-ha! ha! ha!(1977)

直接的な表現は無く、元々は被爆地広島のことを歌ったのではないらしく、
同名の映画にインスパイアされたものらしい。
しかしその詩的な歌詞はそれを喚起させてくれる内容だと思う。

非常階段インストア・ライブ

キング・オブ・ノイズこと非常階段が、初のインストア・ライブを決行。
場所は、8月で閉店する渋谷HMV。
http://www.uplink.co.jp/news/log/003680.php?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

非常階段は、パンクの流れから聞き出した事を記憶している。
要は、過激な音やパフォーマンスを期待しての事。

最初に買ったLPはVIVA ANGEL。肩透かしを食った印象。
最初のLIVEは渋谷にあった東横劇場。正にイメージどおりのパフォーマンス。

4半世紀が過ぎ、非常階段を聞く事の意味は、当初とは異なっってしまった。
様々なノイズ音楽に触れる切っ掛けにもなった彼らの音塊は、
年月を経る毎に透明度を増している様に思える。

そして実店舗のレコード店が厳しい現実のなか、HMVの閉店。
自分は「店」の形態が大好きだ。
「店」での直接な交流の中(会話の他、LP実物を見る、手に取ることも含め)で、
様々なことを教えてもらい、学習できた。
まだ新潟県内には、幸いな事に数件そんなお店が経営している。
個人としては、時間が取れなくなった事もあり店舗に足を運ぶ機会が
激減してしまったが、出来る限り「店」に行きたい気持ちは有る。

8/3 on air list 「organum・他」

今週は「床から一掴み」
最近買ったもの、聞いたものの中から、良かったものを
チョイスしてオンエアー。

organum/valentin(a-side)
7'-valentin(2010)
オルガナムの新作は7'オンリー233枚限定。
メタルジャンク、時折のピアノ打音、祈りの様なヴォイスが、
間を置いて立ち現れては消えていく。空間を埋め尽くさない侘びさびの感覚。


ambarchi o'rouke haino/tima formosa 1(edit)
album-tima formosa(2010)

オーレン・アンバーチ、ジム・オルーク、灰野敬二による、
静的ドローン・エキスペリメンタル・バトル・セッションのライブ音源。
派手な音や大きな展開は一切無いが、最後まで緊張感は途切れない。


山本精一/days
山本精一/宝石の海
album-playground(2010)

関西アンダーグラウンドの奇人。「うたもの」としては久々の新作。
「なぞなぞ」では抽象的な歌詞を並べ再構築してみせたが、今作では正面から歌に向き合った内容。
本人雑誌のインタヴュでいわく、メロディー、歌詞など練り込みが足らん、らしいが、
全くそんな事は微塵も感じさせない傑作。比較的スカスカな音作りなれど、サイケデリックな音を紡ぐギターと
抑揚を徹底的に抑えたボーカルが心を撃つ。「羅針盤」と同系統な世界かも。


marsfield/marsfield cathedral(edit)
album-the towering sky(2010 rec.2005)
marsfield
david jackmanの別ユニットの2005年録音作のCD化。
近作のソロで聞ける叙情感のあるアンビエントでは無く、硬質の冷ややかな感覚が味わえる。


debris/one way spit
album-satic disposal(1976)
オクラホマ産アシッド・パンクの1976年作。
レッドゾーン振切りの壊れ方。近年はCD&LPで再発済み。
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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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