2016映像&成果 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。
※成果部門は「ようやく入手」「掘り出し物」などといったレコードの事。

成果部門 & 映像部門(順不同)

映像部門

マスターベーション/満身創痍(DVD)

マスベの1985年3月の吉祥寺バウスシアターでのライブ映像が突如リリース。
もう当時をリアルタイムで体験したパンク者としては、泣くしかないでしょう。
この日のライブは都合が合わず残念ながら見に行けなかったもので、
約30年振りにその無念さが少し拭えた。
今聞き直すと、音は「ハード・コア」ではなく「ポジ・パン」に近いのかも、って思った。


Pink Floyd/The Early Years 1965-1972(10CD+9DVD+8Blu-ray+5EP)


発掘音源部門でも書いたけど、本当によくまとめてリリースしてくれたものだ。
ただ不満を言えば、DVDとブルーレイは内容同じなんだから一緒にしてリリースしなくて良かったんじゃね?
その分、価格が高くなった訳だし。


成果部門
休みの国/追放の歌 c/w楽しいさすらい人(7' URC URS-0018)
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「休みの国」唯一のシングル盤(「クォーター」は高橋照幸名義なので)を苦節35年の末、ようやく入手。
で、ずーっとA面は「楽しいさすらい人」だと思っていたんだけど、「追放の歌」がA面だったのね。

ジャックス/ジャックスの奇蹟(LP 東芝 EP-7726 赤盤)
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もう、念願中の念願。
日本ロックのオリジネーター、ジャックスの2ndの初回赤盤帯付をゲット。
これも苦節35年。

ホークウィンド/ドレミファソラシド(LP 東芝 LLP-80700)
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東芝音楽工業ピンク帯の日本初回盤をようやく入手。
自分が以前所有していたのは再発のキング盤で、
それにも1曲目にはオリジナルには無い「シルバー・マシーン」が収録されていたが、
アルバム全体のイメージとしては全然違和感が無いと思う。

Silver Apples/Silver Apples(Mono LP KAPP KL-1562)
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電子音響サイケデリック・バンド、シルバー・アップルズの1stオリジナルなのだが、
これはプロモ・オンリーのモノラル盤。
ステレオ盤は1960年代後半によく有りがちの、
ドラム右、ギター左、とかに分離しただけの様なMIXになっているので、
むしろこのモノラル盤の方が、バランスよく聴ける。
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2016発掘音源 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

発掘音源部門(順不同)

Jeff Buckley/You And I(2LP)

デビュー・アルバム「グレース」発表前にレコーディングされてた未発表音源集。
全10曲中、8曲がカバー。
ジェフはもうこの時点で、その歌声は独自の色を放っている。

チフス/TYPHUS(CD)

後にガーゼ、スターリン、あぶらだこ、ニウバイルといったハード・コア・パンク・バンドに
在籍する事になるメンバーを擁した「チフス」の音源集が突如リリース。
そりゃ、パンク者なら二も無く買って当然。
音はそれほど性急さは無いが、ハードコア前夜といった、噴火寸前の熱さが満ちている。
そういえば昔ADKからチフスのLPが発売される予定だったが、
TAMの失踪によりリリースされることは無かったなー。

Guru Guru Groove Band/The Birth of Krautrock 1969(CD)

ジャーマン・ロックの雄、グルグルの前身バンドである「Guru Guru Groove Band」。
名前は勿論知っていたけど、まさかその音源が日の目を見るなんて。
まぁ、内容はフリー・アヴァンギャルドといった具合で、正直そんなビックリする様なものではなくて、
充分予想の範疇ではあったが。

Terry Riley/Rainbow In Cologne(2CD)

1971年ドイツでの未発表ライブ音源。
電子ミニマル・トリップ・サイケ。
もう空間がグニャってなるような、トロトロな感じが味わえる。
CD2枚じゃ全然短すぎ。

Pink Floyd/The Early Years 1965-1972(10CD+9DVD+8Blu-ray+5EP)

超弩級のメガトン・アイテム。
未発表音源&映像を、もう勘弁して下さい、ってまで詰め込みまくった箱。
曲は無数に被るものの、全部別バージョン。
ブートで見聴きしてた音源や映像も、可能な限りの高音質&高画質。
いやー、後はシドのソロ時代の箱が出ないかなー。

山口冨士夫/Jump So High 1983-1986(2CD)

カセット録音の為か音質は良くないが、
一連のティアドロップス未発表ライブよりずっと内容は濃い。
つーか、一気に聴いてしまった。
バンドの演奏も非常にテンションが高く、特にカバー曲「Gloria」と「ひとつ」は秀逸。
映像版、出ないかなー。

2016再発 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

再発部門(順不同)

TNB Orchestra/Eine Kleine Nichtsmusik(CD)
TNB
TNB Orchestra名義で限定50枚でリリースされたCD-Rの、リイシューCD版。
(当然)即完売してしまったため無念の涙を呑んだ訳だが、ようやく聴く事ができたのは良いが、
全編が毎度お馴染みの擦過金属音な訳で、何で名前変えたのかが良く判らない(苦笑)。

La Monte Young/Marian Zazeela/THE THEATRE OF ETERNAL MUSIC - DREAM HOUSE 78'17"(LP)

ドローン、ミニマル、エキスペリメンタルの名盤中の名盤のLP再発。
当初、ラ・モンテに内緒にリリースしたらしい。
ちなみにオリジナルは片面40分近くの音溝が刻まれているのだが、
これもしっかり再現。ジャケットの作りもしっかりしている。

ワイルド・マン・フィッシャー/ワイルド・マン・フィッシャーとの楽しい夕べ(CD)

フランク・ザッパがプロデュースの怪盤である1stが晴れてリイシュー。
旨い下手を遥かに超越した歌声に「これ本気なのか?」と眩暈を覚える(笑)。
これとライノ・ハンドメイドの編集盤が有れば、もう完璧。

Trad, Gras Och Stenar/Trad, Gras Och Stenar(6LP BOX)

北欧の「AMON DUUL I」と称された彼らの、70年代初期2作(過去にCD化。一部編集)に、
未発表ライヴ音源を加えた6枚組LP BOX。
超ダウナーなサイケデリック・トリップ・サウンドが全編に渡って堪能出来るお宝モノ。
CD版もリリースされたが、ここはやっぱりアナログで購入。

Harry Bertoia/Sonambient Complete Collection(11CD BOX)

家具デザイナーでもあった彼の自主制作盤をCD化したブツで、
ジャケットに有るような金属オブジェを使用した音響作品で、全編同じような音が展開される(笑)。
アルバム毎の微妙な音の鳴り方の違いを楽しむのもいいんだろうけど、
これはもう11枚全1作として聴くのがいいのかも。

Tony Conrad with Faust/Outside The Dream Syndicate(LP)

ミニマル、エキスペリメンタルの名盤の初アナログ再発。
執拗な反復が徐々に快楽に変わる瞬間、もうあなたはジャーマン・サイケの虜。
実はレーベル元から買うと、初回出荷分はクリア・ビニールだった。

Adam & The Ants/Kings of the Wild Frontier (Super Deluxe Edition)(2CD+DVD+LP)

ポスト・パンク、ニューウェイヴ時代の徒花、アダム・アントのブレイクを果たした2作目のデラックス・エディション。
このアフロ・ビートは当時のロック界では全世界的流行だった訳で、
それを旨く判りやすく現した手腕はやっぱりマルコ・ピローニの手柄かなーと。
DVDには当時の日本公演の映像も収録されてて懐かしい。

Ramones/Ramones: 40th Anniversary Deluxe Edition(3CD+LP)

ともかく、モノラル・ミックスが超爆音&音圧でカッコ良すぎる。
それのアナログ盤も付属していてもう文句無し。
おまけに1976年のロキシーでのライブ音源も収録で、こちらも失禁モノ。
Tシャツ付きの日本盤は蹴飛ばして、廉価の輸入盤を購入。
これで充分w。

パブリック・イメージ・リミテッド/メタル・ボックス スーパー・デラックス・エディション(4CD BOX)

製作時のアウト・テイクやヴァージョン違いや同時期のライブ音源などをふんだんに詰め込んだ、
金属の四角い缶に収まったCD4枚。
まぁ、そのうち1枚(要するに本編)は正直要らないんだけどね(苦笑)。
でも、もう何回聴いたか判らないマイ・フェイヴァリット盤に関するものは
やっぱり聴いてて血が騒ぐ訳で。
LP版は収録曲が少ないし、缶入りオリジナル盤は持っているので、
今回それは購入を見送った。
そういや、PIL初来日公演は違う日を都合3回見に行って、会場出待ちでジョンに会った。

2016新譜 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

新譜部門(順不同)

Filament(大友良英+M Sachiko)/at anechoic room(LP)

無響室内でのインスタレーションをライヴ録音したものだが、もう殆ど無音のLP。
微かな「ピー」ってサインウェイブや、これも微かなターンテーブルのトレース音が鳴っているだけ。
このLPを部屋などで聞く際に起こるノイズや物音も含めて、この作品を形作る要素。
そんな殆ど音がしないレコードが面白いのか?って言われるけど、ええ楽しみましたとも(笑)。

ザ・ゲロゲリゲゲゲ/燃えない灰(CD)

15年振りの新作は、かつてのグラインド・コアやノイズ作品では無く、
フィールド・レコーディングや電子音響的な部分を前面に出した作品。
過激なノイズを期待すると当てが外れるが、この静寂もゲロゲリの世界。

水橋春夫グループ/笑える才能(CD)

正直、前作は一過性なものかなーと思っていたので、
まさかグループの2枚目が出るとは(笑)。
まぁ、パーマネントな活動は嬉しい。
前作はアルバム一枚を通しての統一性が薄かったというか、
正直に言うとやや水増し感があったのだけど、
今作はギター・サウンドを中心とした骨太の印象。
開き直ったかのようなGSや歌謡曲テイストも有る。
そして何より水橋さんの、あのギターの音色が健在。

坂本慎太郎/できれば愛を(LP)

生身の人間が演奏しているとは思えない、
ドライで人工的なサウンドが非常に気持ち悪い(褒め言葉)。
前作までのホワイト・ソウルな要素が欠落して、
坂本の歌も拍車をかけて感情が全くこもっていなくて気持ち悪い(褒め言葉)。

Negicco/ティー・フォー・スリー(2LP)

最近のしっとりした曲とポップな曲のバランスが良い。
何より歌声が力強い。自信が有るとこんなに変わるもんなんだなー。
ちなみにアナログ盤での選出。白く淡い色使いのジャケットはLPサイズで映える。

小柴大造 & FLYING ELEPHANTS/Love Letter from 1982(CD)

1980年代に活動していた時期にライヴだけで演奏されていた曲を、
新しくレコーディングしたもの(2曲を除く)。
甘ったるく感傷的な歌詞ばかりなんだけど、
当時と全然変わらない小柴大造のボーカルが圧倒的に迫ってくる。
デビュー時期も悪かったなー。時代が時代ならもっと受けた筈なんだけど。

Shirley Collins/Lodestar(CD)

英国の女性フォーク・シンガー、シャーリーの実に38年振りの新作。
声のトラブルのため長らく引退状態だったのは知らなかった。
一聴した時「うわ、完全にお婆ちゃん声だー、駄目かなこれ?」って思ったけど、
何となく2回、3回と繰り返しプレーヤーにCDを入れるうちに、
英国特有の湿り気のある声とサウンドが心地よくなってしまっていた。

2015年 MFO的ベストアルバム 成果部門 映像部門

2015年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的な非常に偏ったベストアルバム。

成果部門&映像部門(順不同)


成果部門
(ようやく入手できたとか予想外に良かったとかのブツをセレクト。)

DEISEL GUITARS/MATERIALISM ROCK(カセット)
DG
現在新潟で活動するディーゼル・ギターこと能勢山陽生が、
大阪でオガワショウゴ組んでた頃の、ディーゼル・ギターズ(複数形)のカセットのデッドストックを偶然入手。
1992年にヴァニラからリリースされたもの。
音は今のディーゼル・ギターとは異なり、ハーシュ・ノイズ。
しかし、インデックスにある能勢山さんの写真が当然ながら若いこと若いこと(笑)。

四人囃子/レディ・ヴァイオレッタ(7')
四人
2nd「ゴールデン・ピクニックス」からカットされたシングル盤。
一応アルバムとはヴァージョンが違う。フュージョン色強し。
新津の英進堂書店の中古レコード売り場で、激安で入手。

ミック・テイラー/same(LP)
テイラー
長岡の戸田書店での中古レコード市で入手。
英国ロックな感じは薄く、むしろ米南部とかスワンプ。あとフュージョン。
帯付で値段も安かったんで軽い気持ちで買ったが、これが結構良かった。


映像部門

Predawn/Nectarian Night #01(DVD)

新潟市出身の清水美和子のソロプロジェクトの、
2014年11月に品川教会グローリア・チャペルで行われたライブ映像作品。
乾いた声質の凛とした歌声と、MC時のあたふたした喋りとのギャップは或る意味萌える(笑)。
教会というロケーションも相俟って厳粛な雰囲気もあり。

フランク・ザッパ&ザ・マザーズ/ロキシー・ザ・ムーヴィー(Blu-ray)

黄金期のザッパが悪いはずが無い(笑)。
長年封印されてきた映像がようやくお目見え。
面白すぎて一気に見た。ザッパ難解って思ってる人にはこれを見せたい。

2015年 MFO的ベストアルバム 発掘音源部門

2015年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的な非常に偏ったベストアルバム。

発掘音源部門(順不同)

花電車/ライヴ・アット・ノーウェア1987-1989(2CD)

大阪のヘヴィー・サイケ・バンド「花電車」の初期ライブ音源を編集したアルバム。
変拍子を絡めつつ凶暴な音が響き渡る。
東京でのライブを何度か見たが、圧倒された事を思い出す。ただ観客少なかったけど(苦笑)
ひょんな事からクレジットに自分の名前が載った。

Sir Ashleigh Grove/The Nimply Power Sessions(CD)
Sir Ashleigh Grove
The New Blockadersの作品に共演クレジットされている事で知られている、
MetgumbnerboneのリーダーJohn Mylotteの変名プロジェクトの1983年録音の発掘音源。
シンセや楽器などを使用しないで作り上げられた、ささくれ立ったパワー・エレクトロニクス・ノイズが心地良い。
思想や主義の無いSJ、とか思った(苦笑)

Daphne Oram/Pop Tryouts(カセット)
Daphne Oram
英国電子音楽の黎明期から活躍した女性電子音楽家の
70年代初頭に録音された発掘音源集。カセットのみ150部。
まは未発表とか言われても、以前リリースされた彼女のCD等との大差は判らないが(苦笑)。

タコ/8ナンバー「タコ BOX Vol.2」 (4CD)

山崎春美と佐藤薫を中心として活動していた後期タコの音源集。
長らく発売延期になっていて、もうリリースされないんじゃないかと思っていた。
白石民夫在籍時の音源をまとめたVol.1は混沌としていたが、
このVol.2は所謂「バンド」然としていて、個人的には非常に聞き易かった。
それとも自分の聞き方が変わったのかも。
まぁ、一般的に言うところのメロディやリズム等は無いが。

2015年 MFO的ベストアルバム 再発部門

2015年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的な非常に偏ったベストアルバム。

再発部門(順不同)

村八分/くたびれて(LP)
murahachibu
レコード・ストア・デイ用にリリースされた、村八分の1971年スタジオ録音音源の初アナログ化。
過去のCDジャケは再発も含めてイマイチだったんで、今回のは良いかなーと。
内容は、まぁハッキリ言ってストーンズを「アレ」した「ソレ」なんだが(苦笑)
この発売に関してRSDの運営方針に文句があったんでブログでもちょっと書いた。

GISM/DETERMINATION (CD)
GISM
「ベスト盤」とは銘打つには不満が残りすぎる選曲(2nd、3rdからは一曲も無し)。しかし音質は格段に向上。
あと「DETESTATION 」全曲入れるのならオリジナルの曲順で収録したほうが良いんじゃないのか、
とか文句タラタラの割りにヘビロテ。

JUDEE SILL/LIVE IN LONDON(LP)

2007年にリリースされていたCDヴァージョンの抜粋LP化。
1972-73年のBBCライヴ音源。
ジュディの歌はアナログの方が似合うと思うし、実際CDよりこちらの方を何度も聞いた。
インフォには無かったがカラー・ビニールだったのでチョッと嬉しかった。

メスカリン・ドライヴ/アーリー・メスカリン・ドライヴ 1985-1989(2LP)

初期メスカリンのパンキッシュな頃の音が大好きだったのでまずCD盤を買ったが、
アナログ盤も出ると知り勿論こちらも購入。
当時と同じアナログで聞くことで、その頃の気持ちに戻れる気がする。
新宿アンティノックで見たライヴ、カッコ良かったなー。

Harmonia/Complete Works (5LP BOX)

クラスターの2人とミカエル・ローターによるユニットの全作品のLPに
未発表曲を収録したボーナスディスクを追加したBOXセット。
浮遊感が半端無い。
ボーナスディスクの「デラックス」プロトタイプは興味深かった。
限定なので急いで購入したのだが、完売後にレーベル元はあっさり追加で製作。
ヲイ(怒)。

The Velvet Underground/Loaded: Re-Loaded 45th Anniversary Edition (5CD+DVD)

既出音源が多いのは承知の上。
ヴェルヴェッツのアルバムの中で一番好きなのがこれなので、もうしょうがない(笑)。
モノラル・ヴァージョンのベースが前に出てるミックスが事のほかお気に入り。
スィート・ジェーンはオリジナルのエディットした方がすっきりしてて良いと思う。

ドキュメント「日本の放浪芸」小沢昭一が訪ねた道の芸・街の芸(8CD)

1999年にCD化されていたが、パッケージをLPサイズに変更してボーナスディスク付で待望の再発。
小沢昭一が日本を歩き廻り追い求めた道の芸の歴史的音源。
映像は無くとも音像だけで彼らの姿が目に浮かんでくる。

カメルーンのオペラ(フィールド・レコーディング)(SACD)

オリジナルは知らなかったので、自分の中では事実上新譜と同等。
ワールドミュージックで著名なOcoraレーベルがリリースしたフィールド・レコーディング作品。
生々しい音質の録音や音像が迫ってくる。しかもSACDだし。

VU以外はランクインはしなかったが、数多ある「デラックス・エディション」の乱発は、
この業界もうネタ切れなのかなとか思う。
重箱の隅を突き過ぎだろ。でも買っちゃうんだよなー(苦笑)

2015年 MFO的ベストアルバム 新譜部門

2015年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的な非常に偏ったベストアルバム。

新譜部門(水橋春夫グループを除き、順不同)

水橋春夫グループ/考える人(CD)

年頭の作品なのに年間1位を確信。(笑)それほどの衝撃。
なんせ、あのジャックスの水橋さんの48年振りの作品。
ギターソロの音色などはあの頃のまま。
楽曲に関しては「古臭い」と言われるだろうけど、
それは間違いなく製作サイドの確信犯。

加藤りま/faintly lit(CD)

「仄かに光る」のタイトル通り印象の楽曲が並ぶが、
その背後に潜む凛とした佇まいを感じる。

GRIM/MAHA(2LP)

シングル「ビューティフル・モーニング」で見せたダンサンブルな方向に向かうと思いきや
良い意味でいつも通りの呪術的なインダストリアル・ノイズ。

穂高亜希子/あの頃のこと/風、青空(7'+CD)
穂高
さらっと流せそうで流せない、つい聞き入ってしまう。
難しい言葉や言い回しを使わない歌は静かに染み入る。

非常階段/Emergency Stairway To Heaven(Pic LP+CD)
非常
非常階段初のピクチャー・レコードでのリリース。
本編のLP(スタジオ録音)は、「おや、おかしいぞ、パワー・ハーシュじゃないぞ。
何かアンビエントな感じなトラックもあるぞ。」な、新境地的な新作。

Steven Stapleton & Christoph Heemann/PAINTING WITH PRIESTS(LP)
RR44
同時発売された同タイトルCDとはミックスやアートワークが異なる。
NWWとHNASの合体(笑)した2009年のライブ。
アンビエントまでは静かでなく「耳障り」にギリギリ届かない騒々しさは、
個人的には癒される。

ニック・ロウ & ロス・ストレイトジャケツ/(LP)

レコード・ストア・デイ用にリリースされた、同タイトルCDのアナログ化。
近年は枯れた味わいの作品が多かったが、近年はまたバンド回帰になってきているようだ。
2014年のツアーのライブ音源。

Phew/New World(CD)

PASSからの1stアルバムを思い出した。
1stとはバックが人力と機械の差はあるが、
無機質で硬質なサウンドとPhewの声質は相性が良いんじゃないだろうか。

MARK MCGUIRE/BEYOND BELIEF(2LP)

昨年の新潟でのライブもまだ記憶に新しい、アメリカのギタリストの新作。
ライブではミニマルでアシュラなどを連想したが、ここでは結構ポップでドリーミー。

KEN MATSUTANI/AFTER THE RUSH(LP+CD)

マーブル・シープの松谷健の、個人名義では初のアルバム。
自身のルーツ・ロック(と言うか、グラム・ロック、てか、T-REX)をモロに全面に出した作品。
本当はこっち路線が本筋なんだろうけど、最初にこれをやらなかったので、
1期マーブルの末期は大きな誤解を受けたんだと思う。

また今年も「新作」でアナログが大半を占める。
LPとCD同時発売なら迷わずLPを買ってしまう今日この頃。

2014年 MFO的ベストアルバム 発掘音源部門

2014年に買って聞いたものの中から、これは良かったと思うものを
ラジオは終わったけど今年も発表。
基本的によく聞いたものを中心に選択。

発掘音源部門(順不同)

三巻敏郎 Januari 22 2000
裸のラリーズのメンバーだった、サミーこと三巻敏朗のソロアルバム。
アナログ盤オンリーでリリースされたもの。
2000年1月に盟友・ドロンコと行った舞踏のためのライヴ演奏を編集。
反復を多用したミニマルミュージック、て言うかトリップのための音楽だな、もう。


奇形児/Early Days Rough&Tough
1980年代初頭のオリジナル奇形児のライブ音源集。
あのヤバかった時代の空気をそのままCD10枚組で登場。
しかし、クレジットやデータ等が少なすぎる事、ブックレット等も無い事、
ディスクの並び順に一貫性が無い事(時間軸順を全く無視)、など不満点も多々。
しかし、彼らのライブを体験出来なかった者としては感涙もので有る事は違いない。


トマス・ディンガー/2000
とんでもない音源が年末に飛び込んできた。
ノイ!、ラ・デュッセルドルフ等で活躍した、
トマス・ディンガーの晩年の未発表音源集。
但し、ソロアルバム「我が為に」のドリーミーな内容を期待すると当てが外れる。
アルバム全体を覆う、無機質で重い実験的音響を聞くと、
更に先の違ったものを求めて、命の最後まで音を模索していたのが判る。
Thomas Dinger

The Pop Group/Cabinet of Curiosities [Analog]
今年来日もするポスト・パンクの雄の、ほぼ未発表音源集。
このいびつなファンク、ダブな音は今聞いてもワクワクする。
しかし再結成の今の音は、悪い意味で洗練されててビックリ。
多分来日公演は行かない(苦笑)。
アナログ盤で購入。mp3ダウンコード付。



2014年 MFO的ベストアルバム 再発部門

2014年に買って聞いたものの中から、これは良かったと思うものを
ラジオは終わったけど今年も発表。
基本的によく聞いたものを中心に選択。

再発部門(順不同)

ブリンズリー・シュウォーツ/ディスパイト・イット・オール
名盤発見隊の「紙ジャケット・シリーズ」の1作。
カントリー、ウエストコースト、スワンプなど音楽に憧れて、
それに英国特有の湿り気を加えたサウンドだった頃の作品。
実は紙ジャケどころか日本盤CDは初発売。遅せーよ。


WHITE HOSPITAL/HOLOCAUST
Vasiliskの桑原とGrimの小長谷が1980年代初頭に組んでいた
インダストリアル・ユニットの復刻盤。
歪みまくったトライヴァルな音塊は未だ衝撃的。
CDとLPが発売されLPは複数のカラーヴァイナル仕様。


HIGH RISE/PSYCHEDELIC SPEED FREAKS
PSFレコードの記念すべき1番。
その歪みまくった暴力的な音の質感がすんばらしい名盤。
オリジナルのアナログ盤の音質のデジタル化の困難さが懸念され、
ずっとCD再発がされていなかったもの。
残念な事にこの再発CDは、オリジナルLPの質感を再現出来てはいない。
しかし、これが再発された意義は大きいので、挙げてみた。


加藤りま/four songs/cover songs
それぞれ、限定50部しか製作されなかったカセット2作が、
未発表曲を加えてカップリングされて再発。
その歌声はフリー・フォーク系の淡い感じに見せかけて実は芯が太い。
まもなく発売されるフル・アルバムが楽しみ。
rimakato

Captain Beefheart/Sun Zoom Spark: 1970 to 1972
ええ、未発表曲目当てに買いましたとも(笑)。
隊長の作品は、実はトラウト・マスク以降の作品の方が、
近年は良く聞く様になっている。
これはアナログ盤を買おうか迷ったが、オリジナル盤持ってるんで止めた。


Grateful Dead/American Beauty(ハイブリッドSACD)
デッド本家の作品は恐らく初のSACD化。
音の芳醇さに、改めてこの作品の良さを実感。
デッド聞き始めの頃は、実はこれそんな好きでは無かったと告白しておく。


大森靖子/PINK
昨年、メジャーデビューを果たした彼女の、1stミニ・アルバムのアナログ化。
LPのB面はオリジナル収録曲の、2014年再録ヴァージョンが納められている。
まだまだドス黒い頃の大森。


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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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