2017年MFOベストアルバム 成果&映像&番外部門

2017年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out ベストアルバム。
※成果部門は「ようやく入手」「掘り出し物」などといったレコードの事。

成果部門 & 映像部門&番外部門(順不同)

成果部門

ジャックス/この道(東芝音工 EP-1122)(7')
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ジャパニーズ・ロックのパイオニア、ジャックスの東芝からリリースされたシングル盤の赤盤。
40年近く前、蒲田の中古レコード店「えとせとら」のセールで、
他の人に奪われてからずっと夢見てきた一枚をようやく入手。
で今、新たに問題に上がってきてるのが、「ジョーのロック」の赤盤は存在するのか?という事。
知人、関係者の証言では、「黒」だけらしいのだが、調査続行中。


木田高介/He's Smiling(Private TPL-1)(LP)
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上記ジャックスのメンバーだった木田高介(新潟出身の誇るべきミュージシャン)の、
或る意味2ndアルバムともいえる作品。
木田さんが亡くなられた時の香典返しとして配られたLPで、
イルカ(注・ミュージシャンの)との対談を除けば、既発曲ばかりではあるが、
アイテムとしてどうしても欲しかった一枚。

映像部門
江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(東宝 DSTD20029)(DVD)
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いや、まさか国内でこんな危険な(倫理的とか差別用語とか諸々の事情で)作品がDVD化されるとは。
アメリカで以前DVD化はされていたが(恐らく上記の事情を理解していないと思われる)、
この国内盤発売という快挙に拍手。
江戸川乱歩のあのおどろおどろしく耽美な世界が満載。
そして「衝撃」のラスト・シーンは大爆笑間違い無し。
まぁ、米版に収録されていたボーナス映像が無いのは減点対象ではあるが。


番外編
今回、部門のいずれにも当てはまらないのだけど、
かなりの頻度で聴いた作品をひとつピックアップ

CHRISSIE HYNDE/STOCKHOLM(caroline WT003LP)(LP+CD)
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プリテンダーズのクリッシー・ハインドの2014年リリース初ソロ作品。
哀愁を含んだメロディ・ラインが美しい作品が大半を占める作品。
ポップな曲調ではあるが、しっかりと根本はロックで骨太。
ホワイト・ビニールでCDも付属。
偶然にこの作品の事を知り、とりあえず聴いてみるかと購入したものの
「とりあえず」で済まなくヘビロテになっってしまったもの(笑)。
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テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

2017年MFOベストアルバム 発掘音源部門

2017年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

発掘音源部門(順不同)

高松貴久/1997年 その5(きょるたいぽんつ KTP-017)(CD)
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布谷文夫と双璧のファズ・ボーカルを駆使する、
故・高松貴久の未発表曲集。
この作品に於いては、やや抑え気味な歌い方故、
そのメロディラインの美しさや、表現の豊かさがより増して確認できる。
現在、一般流通がされていないCDであるのが非常に残念。


Pink Floyd/Interstellar Overdrive(PINK FLOYD PFRS126)(12')
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まぁ、「愛と幻想の一夜」のアレかなーと思って、当初は購入を見送っていたのだが、
全然別物のヴァージョンと判り慌てて入手。
「未完成」な空気満載な出来ではあるが、貴重なテイクで有る事は間違いない。
と、シド・バレット・ファンである自分は、無理矢理にも納得して評価する(笑)。


Raymond Scott/Three Willow Park Electronic Music from Inner Space 1961-1971(BASTA MUSIC 3093432)(3LP)
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電子音楽のレジェンド、レイスコの未発表曲集。
アナログはジャケットを3つに分けての仕様。
うーん、何か過去の作品で聞けたフレーズの断片が、
時折、つーか、頻繁に現れるのは気のせいだと思いたい(苦笑)。


リゾート/live 1976(goodlovin GOODLOV050)(2CD)
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山口冨士夫と加部正義が結成した幻のグループ、リゾートの音源。
活動期間が非常に短かったグループだが、
こうしてオフィシャルで日の目を見る機会が訪れるとは。
でもまぁ、「両雄並び立たず」ってのが良くわかる演奏(苦笑)。
にも関わらず、冨士夫はラリーズでそれ又やっちゃう訳で。


Tim Buckley/greetings from WEST HOLLYWOOD(Manifesto MFO 40711)(2LP)
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昔リリースされた「ライブ・アット・トルバドール」の拡大版。
別編集版Venice Mating Call「」がCDでもリリースされているが、
LP版も発売された此方のタイトル版をエントリー。
ジャジーな要素を強めつつあった頃のLIVEで、
演奏の間をティムのボーカルが自在に駆け巡っている。


ザ・ローリング・ストーンズ/オン・エア(ユニバーサル・ミュージック PDJT-1001/2)(2LP)
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過去、散々にブートレグで聴いてきた音源では有るが、ようやく公式アイテムでリリース。
デラックス・エディションの尚且つユニバーサル・ミュージック・ストア限定のカラー2LPバージョンで購入。
音質もバラバラながら、当然ながらブートとは一線を画する。
一番の聴き所は、実はビル・ワイマンのベース・パートが非常に前面に出ている事。
デジタル・ダウンロード・コード付属。

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2017年MFOベストアルバム 再発部門

2017年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out ベストアルバム。

再発部門(順不同)

NORD/same(Art into Life AIL016)(2CD)
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1980年代のノイズの名盤の一つ。
これは当時買い損ねたものだけに、今回の再発は嬉しい。
1981年にピナコテカからリリースされていた1stアルバムに、
片山智、及川洋の両氏が在籍してた時期の未発表曲やライブ音源を追加して
2CDにボリュームアップ。
限定300部。


オノ・ヨーコ&ジョン・レノン/「未完成」 作品第1番 トゥー・ヴァージンズ(ソニー・ミュージック SIJP-31)( LP)
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ジョンとヨーコの全裸ジャケが何より素晴らしい。
肝心のアルバムの内容については、これを「曲」と呼ぶかは非常にアレな訳で(苦笑)、
「音楽じゃない」とか「難解」とか言われ続けてきた作品ではあるが、
それでも貴重なドキュメントであるし、ノイズとか現代音楽とかコンクレートとか
聴いてきた人にとっては難解でも何でもなく、普通に楽しめる作品だとは思うのだけど。
以前CDで日本盤は発売されたが、アナログとしては日本盤は初リリース。
ホワイト・ビニールなのもポイント高し。


ドゥルッティ・コラム/どうもありがとう ライヴ・イン・トーキョー デラックス・エディション(Factory Benelux FBNDU52CD)(3CD+DVD)
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2度目の来日公演を収録したLIVEアルバムの拡大版リイシュー。
オリジナルの別編集ヴァージョンと初来日の時の音源と、
2度目の来日公演映像(日本版LD落としか?)がプラス。
しかし此処までやったのなら、初来日時の映像も、とか思った。
ビニ・ライリーの静かで繊細ながらも奥底に激しさが潜んだ、
透き通るギターの響きが今聴いても美しい。


Keiji Haino/Watashi Dake?(Black Editions BE-000)(LP)
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1981年にピナコテカからリリースされた灰野敬二の1stソロの初LP再発。
以前にPSFがCD化したが、今では入手困難。
オリジナルがリリースされた当時は、ノイズの範疇に入れられていた作品だが、
自分はある意味日本のブルースの別到達点とも思っている。


Clive Powell/Burrow Knowe[Special Edition](Siren/Art Into Life no number)(CD-R)
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TNBのメンバーも参加していたことでも有名な、
英ノイズ・グループ「Metgumbnerbone」のメンバーの1人でもあるClive Powelの
2002年作品の再発CD-R。装丁はAndrew Chalk。
フィールド・レコーディングによるトラッド・ソングとコラージュを交えた作品だが、
その歌声と自然音との溶け込み具合が素晴らしい内容。
限定30部なのが実に勿体無い。


V.A./Tokyo Flashback(Black Editions BE-001/012)(2LP)
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東京の当時のサイケデリック事情が判る名コンピの待望の再発。
アナログ2枚組で豪華なジャケット仕様だけど、此処まで必要無かったんじゃないかと。
もっと廉価で多くに流布する形が良かったんじゃないかなー。


COSEY FANNI TUTTI/Time to Tell(Conspiracy International CTITTTLP2017)(LP)
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TGの女性メンバーの電子アンビエントの傑作ソロの初アナログ再発。
オリジナルはカセット作品で以前はCD化もされたが、
今回ブックレット付き&クリア・ビニールでの再発。
コージーの美麗な御姿を大きなフォトで見れるのも大変嬉しい。


RICHARD HELL & THE VOIDOIDS/BLANK GENERATION 40TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION(Rhino 081227932787)(2CD)
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アナログも同時にリリースされたが、これはCD版をエントリー。
何故なら「Down at the Rock and Roll Club」のオリジナル・バージョンが初のCD化だから。
そんな重箱の隅的な部分に拘るのがマニアの悪い癖であって(笑)。
ただ、「デラックス」を謳うのであれば、水増し楽曲(あえて明記しない)は収録しないで、
もっと重要な曲が有っただろうに、と苦言は呈しておく。


ガーゼ/FUCK HEADS(XXX XXX-12-08)(12')
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日本ハードコアパンク界の至宝、ガーゼのオリジナル・アルバム5枚が、
アナログ再発(しかもカラー・ビニール)という驚愕のニュースが走り、二も無く購入。
全作エントリーしても良いのだが、代表して1stを。
1stに関しては、レーベル片面の「のりしろ」表記と、貼り付け用の「コピーの尻レーベル」まで
忠実に再現してくれて感涙もの。
それにしても、アルバム毎に曲のスピードがアップして、
現時点での最新作「貧乏ゆすりの~」に至っては、早すぎて曲の区別も困難。

テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

2017年MFOベストアルバム 新譜部門

2017年MFOベストアルバム 新譜部門

2017年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out ベストアルバム。

新譜部門(順不同)

能勢山陽生/matter and Life(art into life AIL 017)(LP)
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ディーゼル・ギター能勢山陽生の初LP作品。
彼の代名詞であるギター・ドローン・サウンドの、完成到達点とも言える作品。
観客を入れないホールで録音された新潟のテイクは、
その空間も記録したかのような豊潤な音の蠢きを堪能できる。
限定100枚。


浜田真理子/タウン・ガール・ブルー(VIVID HCR9672)(LP)
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CD版もリリースされているが、ここはレッド・ビニールのアナログ盤の方をエントリー。
久保田麻琴プロデュースによる、6枚目のスタジオ・アルバム。
収録曲半数がカバーなれど、彼女の自己消化力は半端無いので
「オリジナル・アルバム」として違和感無し。
彼女の「唄」の存在感に平伏すのみ。
ただ、「美音堂」を離れた理由が何だったのか気になる。


スリップ・ヘッド・バット/インサート(BREAK THE RECORDS BTR058)(CD)
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元VID-SEXの大岩がボーカルを取る、スリップ・ヘッド・バットの11年振りの新作。
超ハード・ストロング・スタイルのパンク・ロックの炸裂。
ラウドで吼えまくるロックンロールの狂乱。


Roger Waters/Is This the Life We Really Want?(COLUMBIA 88985 43649 1)(2LP)
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「ピンク・フロイド」色を全面に出してきた感のアルバム。
過去の作品は「コンセプト先行」的な部分が強かったが、
これは久しぶりに「音」だけでも楽しめた。


KRAFTWERK/3-D DER KATALOG(Parlophone 0190295873578)(8CD)
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アウトバーン以降のアルバム全曲演奏のLIVE盤で、
これはドイツ語で歌われる本国ヴァージョン。
アルバム全曲演奏って触れ込みは、とんでもなく短縮されてる楽曲もあり
まぁ半分ウソって言ってもいいとは思うが(笑)、それにしてもこの変わらなさはやっぱり偉大。
ヘッドフォンで聴くと立体的に音が聞こえるMIXになっている「MIX」は予想よりも面白かった。
過去、バイノーラルとかホロフォニックとか立体音響は色々あったが、
こういう機械的な音の方が合っているのかも。


Peter Perrett/How The West Was Won(Domino WIGLP382X)(LP)
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元オンリー・ワンズのピーターの初ソロ・アルバムがリリースって聴いた時、
「The One」はあれソロじゃねえの?って心で思わず突っ込みを入れた。
しかし内容は、ボブ・ディランやルー・リードへの憧憬を隠そうとせず、
穏やかで情感ある歌とサウンドは、何度も聞き入ってしまった。
CDもリリースされたが、ここはカラー・ビニールのLPを挙げる。


Phew/Voice Hardcore(BeReKeT bmp004)(CD)
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Phewの声のみで構成されたアルバム。
アカペラの類では無く、カットアップやオーバーダブ、変調など加工されていて
さながら声で作り上げた音の彫刻といった感じを受けた。


The Mickey Guitar Band/From The Deep(Psych.KG Psych.KG 227)(LP)
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ミッキー・ギター・バンドとしては初のLP。
前作はカセット・テープでのリリースで、特にスタジオ録音のギター・インプロは
正直いま一つの出来だったが、今作は「バンド」として練り込まれての作品。
何より初期マーブル・シープを彷彿させ、ジャーマン・ロックの香りを強く感じる。
限定120枚。

テーマ : 本日のCD・レコード
ジャンル : 音楽

2016映像&成果 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。
※成果部門は「ようやく入手」「掘り出し物」などといったレコードの事。

成果部門 & 映像部門(順不同)

映像部門

マスターベーション/満身創痍(DVD)

マスベの1985年3月の吉祥寺バウスシアターでのライブ映像が突如リリース。
もう当時をリアルタイムで体験したパンク者としては、泣くしかないでしょう。
この日のライブは都合が合わず残念ながら見に行けなかったもので、
約30年振りにその無念さが少し拭えた。
今聞き直すと、音は「ハード・コア」ではなく「ポジ・パン」に近いのかも、って思った。


Pink Floyd/The Early Years 1965-1972(10CD+9DVD+8Blu-ray+5EP)


発掘音源部門でも書いたけど、本当によくまとめてリリースしてくれたものだ。
ただ不満を言えば、DVDとブルーレイは内容同じなんだから一緒にしてリリースしなくて良かったんじゃね?
その分、価格が高くなった訳だし。


成果部門
休みの国/追放の歌 c/w楽しいさすらい人(7' URC URS-0018)
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「休みの国」唯一のシングル盤(「クォーター」は高橋照幸名義なので)を苦節35年の末、ようやく入手。
で、ずーっとA面は「楽しいさすらい人」だと思っていたんだけど、「追放の歌」がA面だったのね。

ジャックス/ジャックスの奇蹟(LP 東芝 EP-7726 赤盤)
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もう、念願中の念願。
日本ロックのオリジネーター、ジャックスの2ndの初回赤盤帯付をゲット。
これも苦節35年。

ホークウィンド/ドレミファソラシド(LP 東芝 LLP-80700)
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東芝音楽工業ピンク帯の日本初回盤をようやく入手。
自分が以前所有していたのは再発のキング盤で、
それにも1曲目にはオリジナルには無い「シルバー・マシーン」が収録されていたが、
アルバム全体のイメージとしては全然違和感が無いと思う。

Silver Apples/Silver Apples(Mono LP KAPP KL-1562)
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電子音響サイケデリック・バンド、シルバー・アップルズの1stオリジナルなのだが、
これはプロモ・オンリーのモノラル盤。
ステレオ盤は1960年代後半によく有りがちの、
ドラム右、ギター左、とかに分離しただけの様なMIXになっているので、
むしろこのモノラル盤の方が、バランスよく聴ける。

2016発掘音源 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

発掘音源部門(順不同)

Jeff Buckley/You And I(2LP)

デビュー・アルバム「グレース」発表前にレコーディングされてた未発表音源集。
全10曲中、8曲がカバー。
ジェフはもうこの時点で、その歌声は独自の色を放っている。

チフス/TYPHUS(CD)

後にガーゼ、スターリン、あぶらだこ、ニウバイルといったハード・コア・パンク・バンドに
在籍する事になるメンバーを擁した「チフス」の音源集が突如リリース。
そりゃ、パンク者なら二も無く買って当然。
音はそれほど性急さは無いが、ハードコア前夜といった、噴火寸前の熱さが満ちている。
そういえば昔ADKからチフスのLPが発売される予定だったが、
TAMの失踪によりリリースされることは無かったなー。

Guru Guru Groove Band/The Birth of Krautrock 1969(CD)

ジャーマン・ロックの雄、グルグルの前身バンドである「Guru Guru Groove Band」。
名前は勿論知っていたけど、まさかその音源が日の目を見るなんて。
まぁ、内容はフリー・アヴァンギャルドといった具合で、正直そんなビックリする様なものではなくて、
充分予想の範疇ではあったが。

Terry Riley/Rainbow In Cologne(2CD)

1971年ドイツでの未発表ライブ音源。
電子ミニマル・トリップ・サイケ。
もう空間がグニャってなるような、トロトロな感じが味わえる。
CD2枚じゃ全然短すぎ。

Pink Floyd/The Early Years 1965-1972(10CD+9DVD+8Blu-ray+5EP)

超弩級のメガトン・アイテム。
未発表音源&映像を、もう勘弁して下さい、ってまで詰め込みまくった箱。
曲は無数に被るものの、全部別バージョン。
ブートで見聴きしてた音源や映像も、可能な限りの高音質&高画質。
いやー、後はシドのソロ時代の箱が出ないかなー。

山口冨士夫/Jump So High 1983-1986(2CD)

カセット録音の為か音質は良くないが、
一連のティアドロップス未発表ライブよりずっと内容は濃い。
つーか、一気に聴いてしまった。
バンドの演奏も非常にテンションが高く、特にカバー曲「Gloria」と「ひとつ」は秀逸。
映像版、出ないかなー。

2016再発 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

再発部門(順不同)

TNB Orchestra/Eine Kleine Nichtsmusik(CD)
TNB
TNB Orchestra名義で限定50枚でリリースされたCD-Rの、リイシューCD版。
(当然)即完売してしまったため無念の涙を呑んだ訳だが、ようやく聴く事ができたのは良いが、
全編が毎度お馴染みの擦過金属音な訳で、何で名前変えたのかが良く判らない(苦笑)。

La Monte Young/Marian Zazeela/THE THEATRE OF ETERNAL MUSIC - DREAM HOUSE 78'17"(LP)

ドローン、ミニマル、エキスペリメンタルの名盤中の名盤のLP再発。
当初、ラ・モンテに内緒にリリースしたらしい。
ちなみにオリジナルは片面40分近くの音溝が刻まれているのだが、
これもしっかり再現。ジャケットの作りもしっかりしている。

ワイルド・マン・フィッシャー/ワイルド・マン・フィッシャーとの楽しい夕べ(CD)

フランク・ザッパがプロデュースの怪盤である1stが晴れてリイシュー。
旨い下手を遥かに超越した歌声に「これ本気なのか?」と眩暈を覚える(笑)。
これとライノ・ハンドメイドの編集盤が有れば、もう完璧。

Trad, Gras Och Stenar/Trad, Gras Och Stenar(6LP BOX)

北欧の「AMON DUUL I」と称された彼らの、70年代初期2作(過去にCD化。一部編集)に、
未発表ライヴ音源を加えた6枚組LP BOX。
超ダウナーなサイケデリック・トリップ・サウンドが全編に渡って堪能出来るお宝モノ。
CD版もリリースされたが、ここはやっぱりアナログで購入。

Harry Bertoia/Sonambient Complete Collection(11CD BOX)

家具デザイナーでもあった彼の自主制作盤をCD化したブツで、
ジャケットに有るような金属オブジェを使用した音響作品で、全編同じような音が展開される(笑)。
アルバム毎の微妙な音の鳴り方の違いを楽しむのもいいんだろうけど、
これはもう11枚全1作として聴くのがいいのかも。

Tony Conrad with Faust/Outside The Dream Syndicate(LP)

ミニマル、エキスペリメンタルの名盤の初アナログ再発。
執拗な反復が徐々に快楽に変わる瞬間、もうあなたはジャーマン・サイケの虜。
実はレーベル元から買うと、初回出荷分はクリア・ビニールだった。

Adam & The Ants/Kings of the Wild Frontier (Super Deluxe Edition)(2CD+DVD+LP)

ポスト・パンク、ニューウェイヴ時代の徒花、アダム・アントのブレイクを果たした2作目のデラックス・エディション。
このアフロ・ビートは当時のロック界では全世界的流行だった訳で、
それを旨く判りやすく現した手腕はやっぱりマルコ・ピローニの手柄かなーと。
DVDには当時の日本公演の映像も収録されてて懐かしい。

Ramones/Ramones: 40th Anniversary Deluxe Edition(3CD+LP)

ともかく、モノラル・ミックスが超爆音&音圧でカッコ良すぎる。
それのアナログ盤も付属していてもう文句無し。
おまけに1976年のロキシーでのライブ音源も収録で、こちらも失禁モノ。
Tシャツ付きの日本盤は蹴飛ばして、廉価の輸入盤を購入。
これで充分w。

パブリック・イメージ・リミテッド/メタル・ボックス スーパー・デラックス・エディション(4CD BOX)

製作時のアウト・テイクやヴァージョン違いや同時期のライブ音源などをふんだんに詰め込んだ、
金属の四角い缶に収まったCD4枚。
まぁ、そのうち1枚(要するに本編)は正直要らないんだけどね(苦笑)。
でも、もう何回聴いたか判らないマイ・フェイヴァリット盤に関するものは
やっぱり聴いてて血が騒ぐ訳で。
LP版は収録曲が少ないし、缶入りオリジナル盤は持っているので、
今回それは購入を見送った。
そういや、PIL初来日公演は違う日を都合3回見に行って、会場出待ちでジョンに会った。

2016新譜 MFO的ベストアルバム

2016年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的ベストアルバム。

新譜部門(順不同)

Filament(大友良英+M Sachiko)/at anechoic room(LP)

無響室内でのインスタレーションをライヴ録音したものだが、もう殆ど無音のLP。
微かな「ピー」ってサインウェイブや、これも微かなターンテーブルのトレース音が鳴っているだけ。
このLPを部屋などで聞く際に起こるノイズや物音も含めて、この作品を形作る要素。
そんな殆ど音がしないレコードが面白いのか?って言われるけど、ええ楽しみましたとも(笑)。

ザ・ゲロゲリゲゲゲ/燃えない灰(CD)

15年振りの新作は、かつてのグラインド・コアやノイズ作品では無く、
フィールド・レコーディングや電子音響的な部分を前面に出した作品。
過激なノイズを期待すると当てが外れるが、この静寂もゲロゲリの世界。

水橋春夫グループ/笑える才能(CD)

正直、前作は一過性なものかなーと思っていたので、
まさかグループの2枚目が出るとは(笑)。
まぁ、パーマネントな活動は嬉しい。
前作はアルバム一枚を通しての統一性が薄かったというか、
正直に言うとやや水増し感があったのだけど、
今作はギター・サウンドを中心とした骨太の印象。
開き直ったかのようなGSや歌謡曲テイストも有る。
そして何より水橋さんの、あのギターの音色が健在。

坂本慎太郎/できれば愛を(LP)

生身の人間が演奏しているとは思えない、
ドライで人工的なサウンドが非常に気持ち悪い(褒め言葉)。
前作までのホワイト・ソウルな要素が欠落して、
坂本の歌も拍車をかけて感情が全くこもっていなくて気持ち悪い(褒め言葉)。

Negicco/ティー・フォー・スリー(2LP)

最近のしっとりした曲とポップな曲のバランスが良い。
何より歌声が力強い。自信が有るとこんなに変わるもんなんだなー。
ちなみにアナログ盤での選出。白く淡い色使いのジャケットはLPサイズで映える。

小柴大造 & FLYING ELEPHANTS/Love Letter from 1982(CD)

1980年代に活動していた時期にライヴだけで演奏されていた曲を、
新しくレコーディングしたもの(2曲を除く)。
甘ったるく感傷的な歌詞ばかりなんだけど、
当時と全然変わらない小柴大造のボーカルが圧倒的に迫ってくる。
デビュー時期も悪かったなー。時代が時代ならもっと受けた筈なんだけど。

Shirley Collins/Lodestar(CD)

英国の女性フォーク・シンガー、シャーリーの実に38年振りの新作。
声のトラブルのため長らく引退状態だったのは知らなかった。
一聴した時「うわ、完全にお婆ちゃん声だー、駄目かなこれ?」って思ったけど、
何となく2回、3回と繰り返しプレーヤーにCDを入れるうちに、
英国特有の湿り気のある声とサウンドが心地よくなってしまっていた。

2015年 MFO的ベストアルバム 成果部門 映像部門

2015年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的な非常に偏ったベストアルバム。

成果部門&映像部門(順不同)


成果部門
(ようやく入手できたとか予想外に良かったとかのブツをセレクト。)

DEISEL GUITARS/MATERIALISM ROCK(カセット)
DG
現在新潟で活動するディーゼル・ギターこと能勢山陽生が、
大阪でオガワショウゴ組んでた頃の、ディーゼル・ギターズ(複数形)のカセットのデッドストックを偶然入手。
1992年にヴァニラからリリースされたもの。
音は今のディーゼル・ギターとは異なり、ハーシュ・ノイズ。
しかし、インデックスにある能勢山さんの写真が当然ながら若いこと若いこと(笑)。

四人囃子/レディ・ヴァイオレッタ(7')
四人
2nd「ゴールデン・ピクニックス」からカットされたシングル盤。
一応アルバムとはヴァージョンが違う。フュージョン色強し。
新津の英進堂書店の中古レコード売り場で、激安で入手。

ミック・テイラー/same(LP)
テイラー
長岡の戸田書店での中古レコード市で入手。
英国ロックな感じは薄く、むしろ米南部とかスワンプ。あとフュージョン。
帯付で値段も安かったんで軽い気持ちで買ったが、これが結構良かった。


映像部門

Predawn/Nectarian Night #01(DVD)

新潟市出身の清水美和子のソロプロジェクトの、
2014年11月に品川教会グローリア・チャペルで行われたライブ映像作品。
乾いた声質の凛とした歌声と、MC時のあたふたした喋りとのギャップは或る意味萌える(笑)。
教会というロケーションも相俟って厳粛な雰囲気もあり。

フランク・ザッパ&ザ・マザーズ/ロキシー・ザ・ムーヴィー(Blu-ray)

黄金期のザッパが悪いはずが無い(笑)。
長年封印されてきた映像がようやくお目見え。
面白すぎて一気に見た。ザッパ難解って思ってる人にはこれを見せたい。

2015年 MFO的ベストアルバム 発掘音源部門

2015年に聞いたものの中から、良かったと思うものを今年も発表。
Music Freak Out的な非常に偏ったベストアルバム。

発掘音源部門(順不同)

花電車/ライヴ・アット・ノーウェア1987-1989(2CD)

大阪のヘヴィー・サイケ・バンド「花電車」の初期ライブ音源を編集したアルバム。
変拍子を絡めつつ凶暴な音が響き渡る。
東京でのライブを何度か見たが、圧倒された事を思い出す。ただ観客少なかったけど(苦笑)
ひょんな事からクレジットに自分の名前が載った。

Sir Ashleigh Grove/The Nimply Power Sessions(CD)
Sir Ashleigh Grove
The New Blockadersの作品に共演クレジットされている事で知られている、
MetgumbnerboneのリーダーJohn Mylotteの変名プロジェクトの1983年録音の発掘音源。
シンセや楽器などを使用しないで作り上げられた、ささくれ立ったパワー・エレクトロニクス・ノイズが心地良い。
思想や主義の無いSJ、とか思った(苦笑)

Daphne Oram/Pop Tryouts(カセット)
Daphne Oram
英国電子音楽の黎明期から活躍した女性電子音楽家の
70年代初頭に録音された発掘音源集。カセットのみ150部。
まは未発表とか言われても、以前リリースされた彼女のCD等との大差は判らないが(苦笑)。

タコ/8ナンバー「タコ BOX Vol.2」 (4CD)

山崎春美と佐藤薫を中心として活動していた後期タコの音源集。
長らく発売延期になっていて、もうリリースされないんじゃないかと思っていた。
白石民夫在籍時の音源をまとめたVol.1は混沌としていたが、
このVol.2は所謂「バンド」然としていて、個人的には非常に聞き易かった。
それとも自分の聞き方が変わったのかも。
まぁ、一般的に言うところのメロディやリズム等は無いが。
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プロフィール

music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」のナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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