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「ゲロゲリゲゲゲ/デクレッシェンド 最終章」 2022年の入手モノ

ゲロゲリゲゲゲ/デクレッシェンド 最終章(いぬん堂 WC-101)(2CD)(新品)
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何度かパッケージなどを変えリリースされてきた、ゲロゲリゲゲゲの重要作の
最終形態と銘打たれたCD。

2019年8月の夜明け前の公園で、ハピドラムという音階を出すパーカション楽器の演奏を
レコーディングした音源で、これが過去のゲロゲリの作品には多分無かったアンビエントな音。
かなり小さく控えめに奏でられるハピドラムの音は、郷愁を誘うようでもあり、
穏やかな或いは終わり行く世界を想像させてくれる。
公園なので周りの車が走り去る音や鳥の鳴き声なども入っていて
普通にフィールド・レコーディング作品だよな、と思った。

オリジナルのカセットは入手できなかったのでリイシューのLPを買ったのだが、
ひっくり返す手間とかスクラッチノイズに正直邪魔される部分があったのが、
このCD化で漸く心おきなくこの静かな世界に浸れた。
が、問題は2枚目のCD。
1枚目のオリジナル音源を恐らくはメチャクチャにブーストするなりして加工した、
ほぼ「ノイズ」と言って良い音が全編を占める。
Disc 1の世界がカタストロフしたようなイメージなんだろうか。
終末直前と終末後を表した様な、或る意味表裏一体なんだろうなと感じた。
と言うか、このDisc 2は例の公園の土の中に埋めた「泥だらけのレコードを
再生した音」を表している気がするんだけどなー。

ちなみにデクレッシェンドには通販限定50部のカセット3本組がある。
(50部も作られなかったらしいとの話もある)
カセット3本、インサート各種、バッヂ、石(恐らくあの公園の)がBOXに収納されている。
BOX表紙とインサートに写っている夜の公園の写真は、録音場所であるに違いないかと。
カセット1本目は公園での物音だけが収録されている。祈っている、と言う事か。
カセット2本目はオリジナル音源を(恐らく)ラジカセで流してるのを録音。
カセット3本目はオリジナル音源を流しながら、それに合わせてハピドラムを演奏しているのを録音したもの。
3本いずれもヒスノイズや雑音が多いのが難点。
これも憶測だがかなりチープな録音機材を使っていると思われる。
マニア以外には少しキツイ内容かなーとも思う。
買っといておいて、なんだけど(笑)。
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「犬彦/話があるなら酒もって来い」 2022年の入手モノ

犬彦/話があるなら酒もって来い(円盤 no number)(CD)(新品)
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帯の文句「はっきり言ってそこらのひょろいデスメタ屋やグラインドコア屋や
ハードコア屋には負ける気がしねぇ!」は確かに間違いではない。
ただし同じ土俵で勝負してないので正しくは試合にならないノーコンテストかと(笑)。

オルガン弾き語り犬のJONと泣く子も黙るハードコアパンク「ガーゼ」のドラムHIKOの合体バンド。
両方とも単独ではファンではあったのだが、この組み合わせに思った事は「はぁ????」。
しかも企画バンドの単独作品ではなく、実はこれが2作目というパーマネントなもので有るという事にも愕然。
明らかに「ミスマッチだろ?」と当初は思ったものだった。
正直、カオスな内容を想像していた。
お互いが好き勝手な演奏をしているんじゃないかと。
或いはその噛み合わなさ具合に楽しみを覚える
ヒネクレ者への挑戦状であるのかと。

ところが果たして、きちんと「曲」になっている。
脱力系であるJONの歌がスピードアップしていて、
HIKOのドラムもちゃんとJONの歌のリズムに合わせて引き立てている。
帯に書かれていた「失笑」なんてとんでもない。大爆笑だ(笑)。
完全にロックでしょ、これ。いやいやこれライブ見たいぞ。

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「ザ・ウイラード/ザ・タウン・イン・ディスティニー」 2022年の入手モノ

ザ・ウイラード/ザ・タウン・イン・ディスティニー(ユニバーサル UPCY-9798)(CD)(新品)
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前回の更新がラフィンだったら、やっぱ次はウイラードになるわな。
昔に入手した時は面白く感じられなかったので早々に手放した記憶がある。
パンクやゴスやダークな要素が薄れてポップな印象が目立った内容だったから。

廉価盤でリイシューされていたので軽い気持ちで買って聞いてみたところ、
そのポップさは全然悪くは無い。
アレンジの多彩さもラフィンとは逆にJUNの歌を引き立てている感じで、
EMI三作のなかではパンクに拘ってた昔より一番楽しめた。
土屋昌巳のプロデュース力、恐るべし(笑)。

で、ウイラードといえばダムドのフォロワーであり曲も「アレ」だったりするのだが、
このアルバムの「JUSTICE」って曲は、ゼルダの1stに入ってた曲によく似ているんだが...
まぁ気のせいだと思う事にする(笑)。

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「渡辺貞夫/SADAO WATANABE」 2022年の入手モノ

渡辺貞夫/SADAO WATANABE(ソニーミュージック SICP 4066)(CD)(新品)
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大友良英さんがDJを務めるNHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」を聞いていた時、
なんかフリー・ジャズ&ワールド・ミュージックな感じの自分好みの演奏が流れてきた。
曲の後に大友さんが「今のは渡辺貞夫さんの曲で『MTOTO』」って言った時に耳を疑った。
え?渡辺貞夫ってカリフォルニア・シャワーのナベサダ?
渡辺貞夫には長い間、軽快で明るいフージョン的なイメージしか持っていなかったため、
これには驚かされた。
直ぐ様、その曲が収録されているCD「SADAO WATANABE」を入手。
アフリカにインスパイアされて作られたというそのアルバムの曲は、
確かにアフリカと言われればそんなイメージも感じられるが、
それほど「民族音楽」ではないけど何より力強く自由奔放で躍動していた。
その意味ではこれはフリー・ジャズなのだろう。

一通り聞いたあと、今までの自分の不勉強さを猛省。
で、現在は完全にお気に入りの一枚。
高柳昌行がギターで参加している点もポイント高し。

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「休みの国/休みの国コンサート1975」 2021年の入手モノ

休みの国/休みの国コンサート1975(SUPER FUJI FJSP446)(CD)(新品)
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今年はジャックス2ndショウが再発されたのでもう驚くことは無いと思ったが、
まさか休みの国の1975年日仏会館LIVE完全版が出るとは本当に晴天の霹靂。

何度かの渡欧の後に帰国したカイゾクさんは休みの国の活動を再開するが、
この日仏会館はその記念碑的なものと言える。
1988年に浪江茂樹さんが自主制作したLP版「フィ・ファーン」では、
日仏での楽曲が一部収録されていたが、完全版となれば買わない理由は無い。
内容?そんなの「最高」と断言しておく。
ユニーク、シニカル、映画的、等々色んな形容詞で表現されるが、
そのどれとも多分違うであろう高橋照幸さんこと「カイゾク」の詩曲は
どこにもカテゴライズされず、尚且つ古びない不変性を持っていると思う。

ちょっと長くなるが発売までの経緯を記すとこうなる。
1969年 岡林信康とのカップリングで1stLP発売(URC会員配布のみ)
1972年 2ndアルバム「FY FAN」が制作されるも発売されず
1stと未発売2ndの曲を編集した通称「ラクダ」がアーティスト未許可のまま発売
1975年 日仏会館LIVE
1988年 「ラクダ」に未収録の2ndの楽曲をA面、B面に日仏会館での演奏曲を一部収録したLP発売
1989年 2nd「FY FAN」が従来の形でCD発売。
2021年 日仏会館完全版CD発売。

それにしても近年は、永遠に再発されないであろうと言われていた音源が
立て続けに再発され驚き疲れた(笑)。
TRASH、都市通信、ジャックス2ndショウなど。
この休みの国も事件級と言ってもいいい。

下記の画像は1988年のLP版「フィ・ファーン」
帯の「74年の日仏会館」は間違い
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music freak out

Author:music freak out
新潟県の燕三条FM「ラジオは~と」にて、
通常のFMではまず流れないであろう音楽の数々を
独自の選曲で15年間オンエアーされていた異色音楽番組「music freak out」の
ナビゲーターだった「ナゴヤ」のエッセイなど。

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